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GHOST OPERA / KAMELOT
2007/06/06発売の新譜。海外では既にリリース済みだそうで。
EPICA-THE BLACK HALOと、二作通してのコンセプトアルバムから二年。
次なるアルバムは一曲一曲を独立させた作品とすると既に伝えられていたが、
通して聴く限りは、アルバム全体を通しての色合いが統一されている。
トーマスからよりヘヴィにサウンドを作っていることはアナウンスがあったが、
これほどまでに並べてくるとは思わなかった。
スピードナンバー・スロー・ミドルテンポ、どれをとっても
ジャケットよろしくダークな色合いに支配されており
コンセプトアルバムといわれても違和感はなさそう。
新メンバー、オリバー・パロタイの加入により
作風にはどのように影響するかと思われたのだが
Kamelot自身のサウンドは全くぶれることもなく、
すばらしいキーボードワークを見せている。
これぞKam印というべきなのだろう。
09が特にわかりやすいだろう。
しかしアメリカンヘヴィネスでもなく、ヨーロピアンダークネスでもなく、
どことなく「侘び・寂び」や「もののあはれ」といった、和の要素を感じる。
過去に描いたものが光と影で描いた紫の中世とすれば、
今回は墨の濃淡で描いた水墨画の如きサウンド。
あるところは濃く、あるところは暈かす。
この押し引きの表し方は、新鮮かつどこにもない独特のもの。
曲単位で例えるなら、04のような曲は今までの「らしさ」にはない
新たな「描き方」ではなかろうか。
HMVでは同日新譜発売のDreamTheaterと並べて売られていたが、
過小評価気味の日本で、並び称される様な日がついに来るか?
さらに重厚さに磨きがかかったなぁ〜、
というのがファーストコンタクトでの印象。
(なんとなくパイレーツ・オブ・カリビアンの世界が頭に浮かんできましたw)
さて、個人的にはKarmaあたりのシンプルなメロディーの組み立てが
好みなのですが、それはもうこの殿方たちには期待薄。
良質なメロディーにバンドだけでは不可能なアレンジが満載。
もともと1枚を通して評価されるバンドだと思っていますが、
今回は前作より僕は聞きやすかったです。
カーンの情熱的歌唱も健在! 名盤かと。
今作も高品質な一枚に仕上がってますね。
KAMELOTは今一番確かな仕事をするバンドの一つになりましたねぇ。
確かに以前までの即効性は減退した感がありますが、
濃密に迫ってくる音の重厚さ、迫力は鬼気迫るものすらありますね。
タイトルトラック「Ghost Opera」のPVも高品質で非常に良い出来です。
とりあえずは安心して聴き込むことができる名盤ですね。
じわじわきました。すばらしい
バラードのAnthem、カーン節炸裂だわ・・・
8th。
前作よりとっつきやすくて良いと思います。
相変わらずダークで妖しげな曲を作るのが上手いね。
曲もコンパクトに引き締まっていてGood!
ジャケットもかっこいいし。
海外盤のDVDが気になる。。。
84点
B誌のレヴューで高得点だったけど気にもかけてなかったが試聴したらすぐに買ってしまった。正に伏兵。ダークな音楽に上質なメロディライン。すばらしいの一言。94点!
お前等「メロスピ」バンドだったよな?少なくとも三作前(『Karma』のこと)までは。
と、初聴で少し困った作品。ここまで来ると、柔らかい声がクラシックちっくな楽器の上で
重なったゴシック・メタルと呼んでも問題が無いかもしれない。
別にそれはいいのだが、
弦楽器(Vlnとかの方)っぽい刻みやバックのメロに、スカイギターとまではいかないものの
澄んだ高音系のg.を重ねる手法が、どうも未熟に感じられる(下手なg.じゃないんだから、
いっそバンドの音だけで表現できないのか?)
だとか、
カーンの歌がしんみりしている分、いまいち突き抜けて聴こえてこない。替わりにジェイムズ・
ラブリエみたいに囁かれても嬉しくないぞ(おいしいところを女声に取られてるし)
だとか、細かい部分で不満がいくつかある。⑨「Silence of the Darkness」みたいな、以前
の路線を明確に見せる曲が前半にもっと入っていれば印象も違ったろうか?(タイトル・トラック
は一応それらしいが)
この路線でこれからも進むつもりなら、THERION『Vovin』とか中期SENTENCEDのようなセンス
があった方が望ましいかもしれない。もともと美メロ(どういうのを形容するかはひとまず置く)
を売りにするバンドがダークやヘヴィに染まるのは、持ち味を殺しかねない賭けだと思うので。
意外と現状はナイフ・エッジですよ?トーマスさん。
今までの作品に比べてキラーチューンが少ないですね。
聴いてて飽きが来る曲が多いような気が…
話題の生意気ブログでも紹介されていましたけど、
私も筆者さんと同じ意見だなぁ。
良いアルバムだが何かが足りない。
守りに入っちゃったかなあ、という印象。
実力はあるんだからもっと新しいことに挑戦するべき。次回作に期待。
Kamelotの8thアルバム。YouTubeで観たGhost OperaのPVでこの曲にちょっとだけはまったものの、ラジオで「The Human Stain'」を聴いたとたん購買意欲をかなり削がれた。でもさらにその後、iTunesで「Silence Of The Darkness」を聴いてみたら超かっこよかったので、結局購入。友達にお金を渡してわざわざ買ってもらいました。
うん、決して駄作ではない。確かにドラマチックさには今まで以上に磨きがかかっている。ただDr.Strangeloveさんの言う通り、確かに「何かが足りない」。⑨みたいな曲がもうちょい欲しかったと思います、まぁ③と⑪はそれっぽい感じがするけど。それともう一つ具体的に感じたのは、前作みたいにギターを前面に出したサウンド創りをして欲しかったです。
絶対的お勧めは⑥⑨⑩、なかなかは⑤⑦⑪です。ボーナスのSeason's Endもなかなか良いですよ。
KAMELOTではじめてきいたアルバム。
ボーカルの美しさ、綺麗なサビやメロディー、正確で重厚な演奏と、正当派のアーティスト。
Rhapsodyに似ているアーティストということでたどりつきました。
このアルバムでKAMELOTにも目覚めました。
本当に米国出身とは思えないマイナーなメロディー、日本人の心にもしっかりしみ通る曲調です。是非聴いてみてください。欧州のシンフォニックが好きな方にもお薦めかと思います。
ん〜今回はちょっと苦しい。前作もそうだったが、メロディが、だんだんと薄れて来ている。悪くは無いのだが、カーマとエピカが素晴らしかっただけに、どうしても比べてしまう。相変わらずカーンのボーカルは叙情性と哀愁があって素晴らしいのだが、楽曲が弱いような気がする。次作に期待。
Kamelotの8th。
キラーチューンはない代わりに、妖しい哀愁をぷんぷん漂う名盤。
Roy Khanの甘い歌声には毎度酔わせてもらってます。
音は重厚だけど触ったら割れてしまいそうな、そんな繊細で緻密な楽曲が並んでます。
個人的にはKamelotはずっとこの路線で頑張ってもらいたいと思うくらい気に入りました。