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CROSS PURPOSES / BLACK SABBATH
このアルバムは人気ないのでしょうか?
トニーマーティン時代のサバスはサバスではないとかおっしゃる方もいますが、間違いなくこのアルバムはサバスのアルバムの中でも名盤と思います。
トニーの歌唱法はロニーに似ているとよくいわれますがロニーよりもドラマティックに歌い上げていると思います。
このアルバムではサバスが現代へヴィネスに無理なくアプローチしていて見事にサバス流のへヴィネスを体現していると思います。
特にギーザ-バトラーのウネウネベースも健在で一番存在感があるように思います。
demmy 2002年2月17日(日)22時58分
個人的にSABBATHはオジーもロニーもイアン・ギラン(笑)も後追いで、リアルタイムで聴いたのはトニー・マーティンだったので彼の違和感全くありません。ま、確かにロニーのコピーと言われるのもわかるけど、ロニーほどのクセはなくて逆に聴きやすいんじゃないかな?トニーの方が器用で色々な歌い方が出来るタイプのシンガーだと思います。
特にこのアルバムはロニー復帰しての「DEHUMANIZER」の直後だったため、SABBATHらしいヘヴィネスと様式の融合が復活喜んだことを記憶してます。オジーやロニーのSABBATHにこだわりが無ければかなり楽しめる1枚です。うん、名盤!
実は私、サバスはこれ一枚しか持ってないのですが、
このアルバムに対する、印象はというと・・・、
カッコいいんだけれども、全体的にとにかく暗いってことでしょうか?
でも、曲は全体的に素晴らしいと思いました。でも、暗い・・・。
これから、別のアルバムも購入してみます!
ベビィ&ダークな作品。名盤。
Tony Martinの声がHEADLESS CROSS、TYRの時とは変わっています。
特にI Witnessでは別人のよう。
自分は前の声の方が好きだったのでちょい残念。
ただこの声のほうがこれには合っているかも。
確かに前作のヘビィなフィルターをとおった後なので何気にヘビィですね。
TYR時代よりも確かに声はがさついています。
しかし、上記の方の仰るとおりこのアルバムではあっていますね。
うん、なかなか良いですね。
特に一曲目の「I WITNESS」には度肝を抜かれました。名曲です。
あとその他の曲もヘヴィ(ダーク)な感じで水準を保ってますね。
トニー・マーティン参加のアルバムでは1番好き。
やっぱ御大ギーザーの参加が大きいかな。
サウンドがビシッと締まりがある感じ・・・。
このアルバムはやはり何と言っても2曲目のCROSS OF THORNSの素晴らしさに尽きますね。
トニーマティン期のサバスでは屈指の名曲ですね。
他の曲?いいんです、名曲が1曲あれば。
銘菓ひよこ 2004年5月31日(月)21時10分
トニー・アイオミ(G)、ギーザー・バトラー(B)、トニー・マーティン(Vo)、ボビー・ロンディネリ(Dr)、ジェフ・ニコルズ(key)による94年発表作品。
ロニー・ジェイムズ・ディオを擁した前作が不発に終わったことから、都合よく呼び戻された感のあるトニー・マーティンであるが、ヘヴィでモダンな曲もごく自然に歌いこなしており、前作でのロニーのようなミスマッチ感覚はない。
モダンなアプローチを見せる「I WITNESS」、まるでDIOのようなドラマティックさを持つ幻想的な名曲「CROSS OF THORNS」、うねるようなリフが魅力の「PSYCHOPHOBIA」、不気味でドゥーミーな「VIRTUAL DEATH」、ヘヴィな幕開けから疾走する展開がかっこいい「IMMACULATE DECEPTION」、静と動の対比が素晴らしい「DYING FOR LOVE」、マーティンの歌唱がアグレッシヴかつ美しい「BACK TO EDEN」、美しいメロディとうねるリフが絡み合う「THE HAND THAT ROCKS THE CRADLE」、美しくも不気味でリフがZEPPELIN的な「CARDINAL SIN」、邪悪な雰囲気の「EVIL EYE」、ボーナス・トラックの正統派ナンバー「WHAT'S THE USE」と楽曲も好曲揃い。
殺戮の聖典 2004年9月20日(月)12時24分
前作「DEHUMANIZER」の原点回帰路線と「TYR」あたりの様式美路線を違和感無く融合させた感のあるアルバム。
I Witness、Cross Of Thornsは名曲。Psychphobia、Immaculate Deceptionもモダンな要素をうまく取り入れた佳曲だと思います。
アルバムの後半は前半に比べてやや弱いなぁと感じましたね。悪い曲は無いけど。
ら〜しょん 2004年11月23日(火)11時57分
SABBATHっぽくないのかもしれませんが、そんじょそこらのハードロックバンド(と言えるのか?)と比べたら威厳というかテクニック等も比じゃないです。
SABBATH全体として評価するのではなく、普通にアルバム単位として評価すれば、非常に素晴らしいというよりは、すごいアルバムだと思います。
聴けば聴くほど好きになっていく。
発売日に買って、今まだ聴いている。
前々作では『美しさ』を感じた。
本作では『ドラマテッィクさ』を感じる。
DEHUMANIZERを聴くと思うのですが、やっぱりトニーのほうが現時点では上手いのでは・・・。
実は個人的にSABBATHの全作品中最も印象の薄いアルバムです・・・今回レビューを書こうと思って真剣に聴いてみたんですが所々 「おっ?」 と耳を惹くパートに出くわすものの全体としてはやはり地味に感じられてしまいます、メロディアスであるのは分かるんですがそのメロディーが全然入ってこない・・・本作のメロディーが自分の感性と合わないと考える他ありません・・・う〜ん、 「HEADLESS CROSS」 は大好きなんですけどねぇ。
とはいえ①②の流れは良い感じだし⑤のサビ、⑧なんかも良かったです。
私のレビューでは参考にはならないでしょうがRAINBOWの好きな人ならもっとこの作品の魅力を理解できるんじゃないかと思いました。
夢想家・I 2005年3月28日(月)20時30分
Dehumanizer の次の作品という事でモダンヘヴィネスの色も感じる。
それでいて様式美路線も感じる。
全体的に曲はいいけど、サバスのアルバムにしては長い。
もう少し削ったほうがアルバムとしてはよかったと思う。
前作に比べると、かなり「暗く」なっています。
「Virtual Death」でのギーザーの超重々しいベースが恐ろしいのなんのって!
この曲、聴いているだけで地獄に突き落とされそう・・・。
「Cardinal Sin」もこれがまた暗い・・・。最初のアイオミのギターから戦慄してしまう・・・。
「暗い」という表現がぴったりはまっています。
マーティンの声変わりに関しては、残念ではありますが、結構アルバムのイメージにはまっていると思います。
HeadlessCross、TYRが気に入ったならとりあえず持っといて損はない。
正直飛ばしてしまう曲も多いけど。
ずっと気になってるんですけど・・・ このアルバムのジャケット、
スコーピオンズの『Send Me An Angel』(シングル)のジャケットと
同じモチーフですよね?
DEHUMANIZERがなかったかのように様式美メタルに戻った作品。
ほとんど省みられないアルバムだが傑作。
まあ、騙されたと思って聴いてみなさい。
Voにトニー・マーティンが復帰しサバス風様式美路線に戻った名盤を紹介します。
ギーザーがいるせいか初期の頃の禍々しさもありつつメロディスなフレーズも聴け
厳粛な世界観を披露している。個人的には重々しいリフとうねりを上げるリズムプレイの数々に惹きつけられますね、やはりサバスはこう有るべきと感じさせる一枚です。
サバス随一の「超佳作」
劇的サバスの超傑作「TYR」と激的サバスの超傑作「DEHUMANIZER」。それぞれの中心人物(アイオミ/マーティン/パウエル/バトラー/ディオ)からレインボーペアを抜くと、本作の中心トリオ(アイオミ/バトラー/マーティン)ができあがる。
そこに名脇役のニコルズ&新規採用のロンディネリで固めたのが本作の布陣だ。
叙情メロディのマーティン、ヘヴィリフのバトラーは何作にも参加したサバスの「役員」。彼らを一堂に招集した「美味しいどこ取り」なメンツだけにアルバムの方向性もサバスの「美味しいどこ取り」となっている。
美しいバラード、ドゥーミィなヘヴィロック、両方を兼ね備えたナンバー……まるでベストアルバムかのようだ。
ここまで読むと完璧な名盤のようだが、そうではない。
とにかくギーザーとマーティンの相性が最悪だ。
流麗なメロディが凛々しく流れたかと思うと無理なヘヴィリフに邪魔され、ヘヴィグルーヴを捕らえ所のない歌メロが台無しにする。
ヘヴィネスとメロディが共存する曲でも両者は融合せずに乖離してしまっている。
まるで関係ない曲を継ぎ合わせたように展開するI Witness、Immaculate Deceptionの違和感は象徴的だ。
ここまで読むと完全な駄作のようだが、そうでもないのだ。
相性が良くないとは言え、流石は役員。バトラー/マーティンが提供するパーツとパフォーマンスはどれも素晴らしく、ギクシャクしながらも輝く魅力に溢れている。
要はそれらをまとめ切れていないから名曲になれない佳曲止まりなのだ。
唯一、その偉業を成し遂げているのがCross Of Thorns。
この曲こそが、このユニットの真の魅力を伝えていると信じたい。
ヘヴィネスをドラマティシズムに転化するコージーやヘヴィネスに対抗してねじ伏せるロニーであれば違ったのかもしれない。
そうでなくても90〜92年頃の神懸かったアイオミならすべてを統合できたのかもしれない。
だが、そうはならなかった。
サバスの美点に満ち満ちていながら空回りしてしまった、佳作中の佳作なのだ。
いおっみ 2008年12月11日(木)19時37分
サバスにはTYRのようなキラキラしたサウンドより本作のようなへヴィで生々しいサウンドの方が似合う。マーティン期の様式美と初期のおどろおどろしさが融合した傑作。
ある意味やりすぎ感ある「TYR」の様式美路線と、サバスらしい重さが同居した佳作。
1、2曲目が突出しすぎて、この勢いが最後まで続けばこれも名盤と称されただろう。
だが、今聴きなおしてみれば結構いい曲多いなぁ。
慟哭とも言える情感を伝えるCross Of Thornsの何と素晴らしいことか・・・!
聴く者の魂を揺さぶる永遠の名曲かと確信する。
トニー マーティンが戻ってきて出しました。
前作の「Dehyumanizar」がロニーの力みばかり目立った苦しい作品だったので、ウェルカムバックな心境でした。
ドラムは、コージーがまだ戻らず、ボブ ロンディネリですが、きちんと仕事をしてくれています。好作ってとこかな・・・
自分もいおっみさんと全く同じようなことを感じました。
このアルバムは、もちろん前作のようなヘヴィネス路線とは全然違いますが、それ以前のトニー・マーティン3部作とも一線を画しています。
あれらのアルバムほど歌メロを前面に押し出しているわけではなく、リフの押しが強くなってます。
でもそのリフがやたらとグルーヴィでしっくりこないうえ、歌メロとも噛み合ってなくて不自然極まりなく、消化不良というか違和感を禁じえません。
やはりギーザーがまだ残ってる影響なんでしょうか・・・。トニー・マーティンがすごく歌いづらそうです・・・。
③"Psychophobia"・⑤"Immaculate Deception"・⑦"Back To Eden"などでその傾向が感じられるし、ドゥーミーな④"Virtual Death"なんて持ち味を思いっきり殺されちゃってて、う〜ん・・・。
自分はトニー・マーティン大好きなんで、『HEADLESS CROSS』や『TYR』でのような、伸び伸びとしていて惚れ惚れとさせられるようなヴォーカルが聴きたかったなと切に思います・・・。
と、こう書くと不満タラタラなのかと思われそうですが、全然そんなことはありません。
むしろ、名作といっても差支えないと思っています。
初めはあの3部作を期待して聴いていたのでガッカリ感が強かったですが、何回も聴くといいところがだいぶ見えるようになりました。
②"Cross Of Thorns"・⑥"Dying For Love"・⑧"The Hand That Rocks The Cradle"・⑨"Cardinal Sin"は超名曲だと思うし、①"I Witness"・⑤"Immaculate Deception"・・⑪"What's The Use"もかなり好きです。
それに、各曲に個性があってつかみやすいし、アルバム全体のバランス・配置もいいですしね。
でも、『THE ETERNAL IDOL』・『HEADLESS CROSS』・『TYR』はどれも自分にとっては超名盤で愛おしくて、このアルバムもそれらに並べる可能性を秘めてたと思うんですが・・・。
個人的には、「かなりいいアルバムなんだけど、実に惜しいなぁ・・・」という感覚が残るアルバムです。
とはいえ、なんだかんだ言っても、やっぱ自分はこういう音楽性は大好きなので、お気に入りのアルバムなんですけどね。特に"Cardinal Sin"はヤバい!最高の1曲です!
そして、自分の場合は、"Psychophobia"・"Virtual Death"・"Back To Eden"・"Evil Eye"の4曲はどうしても飛ばしてしまうことが多いので、もしもこれらを抜いた上記7曲だけで構成されたアルバムだったとしたら、
全くもって隙の無い、至高の1枚になってたかなとも思います。
まぁ、全曲名曲なんてアルバムは滅多にないですし、逆にこれだけ超超名曲が何曲も収録されているアルバムも滅多にないと思うわけですよ。①②⑤⑧⑨なんてメッチャ心にズブリズブリときて、何度も何度も聴いてしまいます。
要は後期BLACK SABBATHはやっぱ最高!これに尽きます!
・・・え〜と、なんか言ってることがあっちゃいったりこっちゃいったりでスイマセンね(笑)。聴き込んで印象が変わるたびに追記してるもんで。
今では自分にとってはこのアルバムも愛してやまない、決して欠かせない存在になってます。まったく、なんて素晴らしい音楽たちなんだ!
何曲かは未だにあまり好きになれない曲もあるけど、大大大好きな曲がこんなにもあるんだもん、文句なんて付ける気は一切ありませんよ!
こいつらを聴いていると、いつでも心の奥深くから、悲哀に満ちた熱さがこみあげてくるぜ!!!
マーティンの声が最高。メロディ,ダーク,ドラマティックな所とか。メンバー変わってもサバスはクォリティのある作品つくってました。