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UNFAMILIAR / MIKAEL ERLANDSSON
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「ポップ過ぎる」と言われた2nd『UNDER THE SUN』(個人的には名盤だと思う)にすら収録されていた
ハードロック・チューンがとうとう完全に姿を消し、前2作に比べて更にシンプルに、更にソフトにと、
より一層のポップ化が推し進められた、'97年発表の3rdアルバム。
全体的に「哀愁のメロディ」が薄まり始めていて、代わりに目立つのが、ミカエル・アーランドソンのルーツである
BEATLESやELECTRIC LIGHT ORCHESTRAといったバンドを彷彿とさせる、人懐っこいポップ・センス。
また、楽曲のアレンジもかなり簡素化されていて、それに合わせてかミカエルの歌唱もかなり大人しめで、
以前のような聴いてるだけで胸がキュンとなる(死語か?)熱唱は、余り耳にすることが出来ない。
とは言え、前2作の事を切り離して1枚のアルバムとして評価すれば、楽曲は十分キャッチーだし、
ポップなメロディはフックに富んでいるしで、相変わらずクオリティは並外れて高い。
メロウな曲調にアコギ・ソロがマッチする②や、切ない哀メロがジンワリと胸に染みる⑥のように、
これまでの路線を踏まえた楽曲もしっかりと収録されているしね。
ただ、“IT'S ALRIGHT"や“UNDER THE SUN"クラスのキメ曲に欠けるせいか、その完成度の高さに反して
前2作ほどのインパクトが残せていないのも、また事実。 何とも惜しい1枚。
尚、本作発表後、ミカエルは4th『THE GIFT』で復活を果たすまで、暫しの沈黙期間へと突入する事になる。
火薬バカ一代 2007年6月22日(金)23時31分

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