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NASTY SAVAGE / NASTY SAVAGE
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1985年発表の1st。
正統派HMをよりパワフルにした感じのサウンドで、見方を変えればスラッシュにもパワーメタルにもなりえる。
ズッシリとしたへヴィさや男臭いコーラスといった硬派なサウンドはなかなかカッコいい。
ICECLAD RAGE 2007年6月30日(土)22時3分

ドスの効いたシャウトと、強面に似合わぬ裏声ハイトーンを使い分ける巨漢フロントマン、ナスティ・ロニー・ギャレッティを擁し、
『マッドマックス』の世界から抜け出て来たようなメンバーのルックスと、血は吹くわ火は吹くわ臓物は撒き散らすわ
客にプロレス技かけるわ(?)の過激なライブ・パフォーマンスが、一部好き者達の間で話題になった、フロリダ出身の
5人組パワー/スラッシュ・メタル・バンド(再結成して現在もちんまりと活動中)が、'85年に発表した1stアルバム。
スラッシュ・メタル・バンドと言っても、疾走感はそれなりで、JUDAS PRIEST直系のアグレッシブなGリフの刻みっぷりと、
重いリズムの突進力で聴き手を圧倒するスタイルは、METAL CHURCHなんかとの共通点もチラホラと。
尤も、アチラさんに比べるとずっと大味というか、ヨーロピアン風味のメロディや、ドラマティックな曲展開は
それほど聴く事が出来ず、全編をひたすらヘヴィに、パワフルに押しまくるサウンドは、良くも悪くもアメリカン。
正直なところ、作を重ねる毎に退屈になっていったバンドとの印象が強いのだが、METAL BLADE総帥のブライアン・スラゲルが
バンドと共にプロデュースを担当し、MORRI SOUNDスタジオでレコーディングされた本作は、彼らのアルバムの中でも間違いなくベストの出来。
特に、へヴィ・パートと疾走パートが目まぐるしく入れ替わる②や、アップテンポかつ攻撃的な④は、なかなかにカッコイイ仕上がり。
個人的には、必ずしも好みの音楽性とは言い難いものの、スラッシュ・メタル創世記を彩った重要な1枚として、
ジャンル・ファンなら避けては通れない作品かと。
火薬バカ一代 2008年8月21日(木)23時0分

80年代マイナーメタルをこよなく愛する漢のバイブル。個人的にはA①の余りの凄さにヤラれまくり。曲が進むごとに徐々にパワーダウンする感は否めないが、それでもアルバムトータルのインパクトは強烈。ナスティ・ロニー兄貴の性質&裏声連発の歌唱法は、かのキング・ダイヤモンド師匠のプロレス化バージョンとの説アリ。ところどころで気持ちよくハモるリフや全体が醸し出す雰囲気も、どことなくマーシフル・フェイトのパワメタ版という感じでHAIL。
metal777 2010年1月26日(火)10時4分

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