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WILL STRONGER THAN DEATH / GRAVELAND
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2007年発表の10th。
私はまだこれしか持ってないんですが、かなりベテランなんですね…。

このバンドはペイガン的思想で有名で、その思想のためかブラックメタルよりもどっちかと
言うと、土着性を感じるメロディ、キーやクワイアなどによって演出される壮大な世界観は
ヴァイキングメタルに近い感じでしょうか。ペイガン思想をミディアムテンポで土着的メロディ、
北欧神話的世界観で表現したアルバムというとNOKTURNAL MORTUMの4thなんかが思い
浮かびますが、このバンドの音には向こうみたいなキャッチーでクサいお祭りメロはなく、
アトモスフェリックで幽玄な感覚をより強く押し出している感じだと思います。

メタルサウンドを濃い靄のようなキーボードが包み込み、その中に浮かぶ切り立った崖だったり
そこに集合する屈強極まりない戦士達、彼らの打ち鳴らす勇壮なリズム、死した戦士を
ヴァルハラへと導かんとする戦乙女達の歌声、そして彼らを統率するRob氏の威厳に満ちた
低音デスヴォイス…音から受けるイメージとジャケから受けるイメージが見事に一致してますね。
純粋なメタル音楽と言うよりも、北欧神話由来の戦争の空気を音に封じ込めたような音楽。
メタル的な魅力は希薄かもしれませんが、そういう空気感では右に出る者はいないでしょう。
軍隊とかでかけておいたら戦意が上がるかも…それくらい雰囲気の濃いアルバムです。

しかし、このバンドはかなり強い信念を持ってペイガンメタル演ってるみたいですが…
日本人がヴァルキリープロファイルとかオーディンスフィアとか、北欧神話をエンタメ化した
ゲームで遊んでいる事を知ったらどう思うんでしょうか(笑)。インタビューを読むに、彼は
一つの国家に多種な文化が混在するのを良しとしていなさそうなので、そういう折衷みたい
なのはかなり嫌いそう。でも逆に神話時代の壮大な空気をもっと強く感じたい人にはお勧めです。
Usher-to-the-ETHER 2007年7月2日(月)18時24分

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