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STRAPPS / STRAPPS
70年代のハードロックは、特にアメリカはファンク色の濃い
バンドが多かった。
日本で受けたKISSやエアロは、ファンク色が全くないが、
これは当時のバンドとしては、珍しいほうだ。
このSTRAPPSも1曲目からかなり強烈なファンク色を感じさせる
ナンバーが炸裂するが、全体のイメ-ジとしては、ハードロックの
感触が強い。
80年代後期にも、エクスリームというファンクを取り入れた
ハードロックバンドが登場したが、このSTRAPPSに比すれば、
格は下がる。
このバンドの素晴らしいビートを支えているのは、あのミック
アンダーウッドである。
そして、本作のもう一つのポイントは、そのメロディにある。
グラムロックとも言われるが、単なるベタベタした甘さはない。
強烈なビートと相俟って、印象的なメロディが全編にわたって
奏でられている。
76年リリースの1ST。
本作以外に3枚の作品をリリースしているが、今現在、本作以外は
CDでの入手が不可能となっている。
2NDと4THの再発が望まれる。
彼らの1stアルバムです。
当時、渋谷 陽一の「Young jocky」で(「Sound street」の前の番組です)かかり、ロス スタッグの爬虫類的な変態ヴォーカルに1発でやられました。生粋のブリティッシュハードロックというよりも、Be-Bop deluxeやMott the Hoopleといったグラムっぽくて癖のあるブリティッシュロックという印象が強かったですね。cozy.jmaさんも指摘している通り、ミック アンダーウッドのドラミングがかっこよく、その後Gillanや遡ってQuatermassまで追いかけました。
とにかく、良い作品です。