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L'ELU DU MAL / BEKHIRA
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2005年発表の1st。

音楽性は、もちろんプリミティブブラック。
ゾンビがガナっているような生気の無い病んだヴォーカル、フランス産ブラックらしいメロウで
どこかロマンティックな感じすらするメロディ、ジャリジャリした質感のディストーションと
時々ハウリングを起こすギターをフィーチャーした、アングラど真ん中のブラックメタルです。
メロウさといい音の荒さといい、ULVER3rdをもっと聴きやすくしたら近いでしょうか。
頻度こそ少ないものの、うっすらと被さり情感を出したり頭どころか指揮棒を振りたくなる位
メロく曲を彩ったり、要所要所で活躍するキーボードも特徴の一つですね。

ちなみに、プレスミスか何かでラストの曲「L'ere noire」はCD盤には収録されてません。
でも、埋め合わせなのか何なのか嬉しいおまけも付いてます。1曲目を巻き戻すと…。
それにしても、「No contact」「No interview」「No thanks」といかにも人間嫌いなコメントが
載ってるかと思えば、読みにくいだろうと配慮してか、歌詞カードにはトゲトゲしい書き文字
だけでなく普通のフォントでもタイトルが載ってます。親切なのかそうでないのか…(笑)
Usher-to-the-ETHER 2007年7月7日(土)8時30分

これもっとしっかりした音で録ればNAGLFARレベルまで軽くいけそうなのにブックレットで「No Contact!」等等書いてしまうそのUGさに惚れたぜ。
Mal du siecle 2007年9月13日(木)21時51分

フランス産ブラックメタルの1st。
メロウなプリブラとしてなかなか評判の良いアルバムで、自分もかなり好きな作品です。
音はやはりプリミティブブラックだけあって汚らしくノイジーでシャーシャーした感じ、
特にギターのディストーションが高めでかなり荒削りで、音質だけでいえば劣悪。
しかし、それとは対象的にメロディが凄く良い。全編に渡ってメロウなリフがかき鳴らされてるわけですが、
個人的に甘ったるく感じないんですよね。退廃的でダークな雰囲気で、しかしながらドラマティック、ロマンティックな気もするところがいかにもフランス産ブラックらしい。
特にこれでもかとメロいリフを掻き鳴らしながらパタパタと疾走する所は、この手のブラックが好きな人には涎モノの快感だと思う(笑)。
出番は少ないですが所々でひょっこり顔を出すアトモスフェリックなkeyもなかなか良い仕事をしてます。

フレンチブラック好きな人は当然オススメなアルバム。
アングラ臭全開ですが曲の作りは割りとしっかりしているし、何よりメロディがとても良いので初心者の人も是非。
norizi 2008年7月29日(火)17時47分

ツンデレブラック!
鼻血が出るほどメロウなのに、耳が痛くなるほどのノイズまみれ!最高!

No contact!No interview!No thanks!
ありがとう!
2010年6月16日(水)10時48分

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