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THOUSAND SWORDS / GRAVELAND
初期GRAVELANDというのは演奏力においての失笑音源ばっかなわけで、これも例外と言いがたいんですが、まー、何というか、やはり重要なのは信念、意志の強さなのか、と唸らされますね。
その信念というのも、イントロに続く1曲目から「Blood Of Christians On My Sword」であって物騒極まりなし!!ですけど、ここにきて「暗黒」「呪い」といったイメージは消え、非常に明確な「戦場」音楽となってます。「美」とか「冷」とか「邪」ではなくて、「血」「殺」「闘」という感じ。あまり変わりませんか。
バスドラが「地」ギターが「気」シンバルが「剣」。わりと真面目に、アンサンブルがそういう風に聴こえます。
砂埃と怒号、死を恐れぬ勇壮な精神、ぶつかり合う剣戟、返り血、復讐、死の絶叫。95年発2nd。この時点でありきたりなブラックメタルスタイルから脱却を始めていたことに賛辞を送りたいペイガンメタルの記念碑でしょう。
演奏力を度外視して音楽を楽しめない人は、このレビューを忘れてください。