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HOW THE WORLD CAME TO AN END / MANES
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2007年発表の3rd。

5th以降のULVERが引き合いに出されていて興味を持ったんですが、確かにそっち系の
エレクトロニカやトリップホップの要素が強い、近未来的情景を描写する架空のサントラという
趣の作風ですね。メンバーが共通している、THE 3RD AND THE MORTALの最近の作風とも
かなり似ている音象。ヴォーカルももちろんデスヴォイスなんて物は使わず、ソプラノや
中〜高音域のシアトリカルな男性ヴォーカルに加え、更にはラップなんかも入ってたりして…。

最早ブラックとはかけ離れまくってますが、厚めのギターの歪みやごく一部で聴けるトレモロ、
何よりも空間を支配する不条理な空気感なんかはブラック的なのかもしれません。
聴いていると夜の風景が浮かんでくるのはULVERの5thとも共通してますが、摩天楼から
ワインを片手に煌びやかな夜景を見るようなお洒落さはこっちには希薄で、代わりに機械文明が
行き着くところまで行き、タイトル通り終焉が刻々と近付いているような、無機質な恐怖感を
感じさせる作風という感じでしょうか。

という訳なので最近のULVERやTHE 3RD AND THE MORTALなど、メタルに留まって
いられなくなった感性を持つアーティストを追いかけるのが楽しい方には大推薦。
そうでなくても、たまにはこういうメタル離れした音源を聴くのも面白いかもしれません。
Usher-to-the-ETHER 2007年7月12日(木)17時19分

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