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DIVING FOR PEARLS / DIVING FOR PEARLS
1曲目のつかみは上々だ。
ただ、全体のイメージとしては、アコースティック色が濃いように感じる。
ボーカルはうまい。
本作1枚で終わったバンドのようだが、もう何枚か作品を重ねれば、
このボーカルは、かなり光る存在になったと思わせる。
作風と、そのボーカルのうまさにより、HUSHや、HOTWIREとの類似性を
感じさせる。
アメリカ出身のバンドではあるが、私の抱いたイメージは極めて欧州的だ。
アメリカ独特の埃っぽさもなく、大味な雰囲気もない。
メロディにもう一味欲しい、という欲があるが、80年代後期に登場した
メジャーどころのアメリカンハードロックバンドに比べたら、格段に
優れている。
80年代後期には、非常に不満を持つ私だが、こういう優れたバンドが
日の目をみずに、イメージ先行のバンドが脚光を浴びてしまったのは、
残念でならない。
本物のハードロックバンドである。