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THE UGLY TRUTH / AVERSION
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90年発表 1st
赤ひげ男爵 2007年7月16日(月)7時51分

スラッシュ・メタルが斜陽の時を迎えていた90年代に、優れた作品を連続して発表し、マニア筋から高い評価を得た
カリフォルニア出身のトリオ・スラッシャーAVERSION、'91年発表の1stアルバム。
噛み付くようなシャウトがイカスVo、切迫感を煽りまくるG、タイト極まりないリズム隊とが一丸となって突っ走る、
ソリッドでスピーディな楽曲といい、1曲平均2分とコンパクトに凝縮された楽曲でガンガン畳み掛け、30分ちょいの本編を
一気呵成に駆け抜ける構成といい、このデビュー作の時点で、既にAVERSIONならではの個性はガッチリと確立済み。
何より、メンバーの確かな演奏技術によって生み出される、カタルシスに満ち満ちた疾走感と、
極めて中毒性の高いキャッチーさは、このバンドの強力な武器だ。
中でも、印象的なベースのイントロから間髪いれずに加速する①、性急に動き回るGがスピード感を倍増させる②、
不穏なイントロで溜め込んだエネルギーを、スピード・パートで一気に炸裂させる④、そして本編のハイライト足る、
IRON MAIDEN風のメロディと、ハイテンションなGソロが猛然と疾駆する⑨は、聴いてるだけで
運動中枢にポッと灯が点り、暴れ出したくて仕方なくなる必殺の名曲。
本作はGソロのフィーチュア度も高く、彼らの作品の中では2nd『FIT TO BE TIED』に匹敵するスラッシュ・メタル色の
濃さを誇るので、最近話題のMUNISIPAL WASTEやS.S.S.といったバンドが気に入った人なら
「必聴!」と断言できる、クロスオーバー・スラッシュ・メタルの力作。
火薬バカ一代 2008年1月22日(火)22時46分

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