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THUNDER AND LIGHTNING / THIN LIZZY
サイクス加入のアルバム。
いままでよりもはるかにハードになってて最高です。
薬におぼれたフィルも完全復活か!?と思わせるくらいかっこよく仕上がってます。
残念ながらこのあとすぐに解散してしまいましたが最後にすばらしいものを残してくれました!
THIN LIZZY最後のスタジオアルバム。
サイクスが曲作りで1曲(コールド・スウェット)しか参加してないのでちょっと残念だが、サイクスのプレイが見事に際立った怒涛のブリティッシュHRである。
フィルのVoはドラッグのせいか全盛期の頃のような「深み」が薄れていたような気がするが、そんな事もバンドに最後の新風を巻き込んだサイクスのプレイで全て帳消し。
タイトル曲やサイクス参加の曲以外にも「ディス・イズ・ザ・ワン」、「バッド・ハビッツ」などがお気に入り。
でも、メンバー全員「これで最後」と覚悟の上に作ったアルバムで、私の場合内容うんぬんよりも感情的になってしまうのが本音なんだけどね。
ジョン・サイクスの個性が光るハードな名曲がずらり! 全体に哀愁が漂い、これをもって解散とわかって作られたからこその名盤。 それにしてもフィルは天才でした。
けたたましいドラミングとリフの洪水で幕を開ける、屈強で最後の砦を守らんとする同胞を従え、渾身の力を振りしぼったリジィのメタル色濃い作品。
しかし、時に切々と、あえて感情を押さえたフィルが唄い上げる「物語」は、不穏な祖国の独立紛争の悲劇を背に、ロックスターの王道を歩いてきたゲールの魂の叫び。そして平和、共存を未来に伝えるべく、若き戦士の援護を伴って見事に有終の美を飾ったと言えまいか。
これがラストアルバムと最初から分かっていただけに、その内容の濃さが実に残念な一枚。
個人的にはTHIN LIZZYよりもジョンサイクスを追っかけていたので必然的に買ったのだけれど、さすがに“Thuder And Lightning"を聴いた時は衝撃的でしたね。
よくこの頃ジョンとフィルの2人は音楽雑誌の表紙になっていたと記憶しているけど、何となくフィルの表情が暗いなぁ、と思っていた。
その後、時をあまり置かずしてフィルが他界した時には、何故か僕の中にはそういうことだったのか、って納得できるものがあった。
素晴らしい作品だけどこれを聴くと寂しさがこみ上げてきます・・・・
サイクスの加入で、クオリティーがあがって、素晴らしいアルバムにはなったけど、
THIN LIZZYらしい朴訥な感じがなくなり、なにか寂しく感じる作品。とはいえ、ハードロックアルバムとしては、いい緊張感を保持していて、文句のつけようがない。でもやっぱり、個人的には複雑な思いがします。
このアルバムを初めて聴いたのが、1990年1月4日(4年後の命日)だったのも偶然にしては、鮮烈な出会いだった。
サイクスがどうとか、ラストアルバムだとかいう歴史的背景は一切不要。何枚ものアルバムを重ねてたどり着いた最終形のLIZZYじゃないかな〜。すべての曲に悲しみを滲ませたすばらしい曲の集合体・・HEART ATTACKなんて毎回ないちゃいます。やっぱりSCOTT GORHAMはすごい!SYKESじゃなくてSCOTTなんだ〜!!!
過去のHRアルバムの中で最高の傑作!
恐ろしく完成度が全曲良いし。
特にThuder And Lightningのリフ、ギターソロ、リズムすべてが凄すぎる。
これ聴いて始めて行ったLIVEが中野サンプラザでのラストLIVE、感動したっ
いままでのリジィらしくないハードな内容で当時はぶっとびました。
この作品が発売されるころって「タイガーズ・オブ・パンタン」を知る方はかなりの
マニアックな方だったので、殆ど無名だったサイクス氏を起用したフィルの愛情を感じます。
実際、殆どの曲作りにサイクスは参加していませんが他のギタリストが参加してた場合は同じ曲でも全く印象の違う作品になっていたでしょうね。
多分、リジィが調子よく続いていたらこのような作品は生まれなかったと思うと、考え深い作品です。
このアルバムを聴くと、QUEENの「Innuendo」をよく思い出す。
何故かと言えば、いずれもヴォーカリストがその生涯の最後に凄まじい輝きを放った名盤という共通点があるから...
まあ、そんなdeepな感傷におもわず浸ってしまいそうな裏事情はさておき、どなたが聴いたとしても、「THIN LIZZYってカッコいいHRじゃん!」と素直に思えるであろうエネルギッシュな名曲が目白押しのアルバムですよ!
ラスト作。83年。
アイリッシュなハードロックから一転してヘヴィメタリックな作風。
前作「RENEGADE」の路線を押し進めたアルバムであるが、いまいち地味な前作と較べサイクスの参加した本作は完成度が半端じゃない。
柴が2匹さんの言われるように1曲しかサイクスが曲作りに参加してないんだけど、聴いたらサイクスの匂いがプンプンするんですよね。
死水を取る覚悟で参加したサイクスのプレイが奇跡的なケミストリーを生んだのだろう。
捨て曲はないぞ。
過去のTHIN LIZZYとは別物といっていいかもしれないが、まさに名盤。
Thin Lizzyとしては,Heavy Metalなアルバムで,発売当時友達に聞かせたら,
“Thuder And Lightning"を「読経か!!」と言われました。ある意味,Thrash Metal
の原点のひとつはここかも。一方,Brain Downeyが叩いて,Philが歌えば,何を
やってもThin Lizzyに聞こえてしまう,カッコ良さがあります。
さらに,サイクシーのギター爆裂,John Sykesのキャリアのハイライトですね。
83年発表のLIZZY、最後のスタジオ作品(12th)。
この上なきスリル!限りなきドラマ性!比類無き個性!
本作を聴いて、改めてフィルの才能に驚愕しました。
タイトル曲でみせる怒濤の喋り歌、続く「THIS IS THE ONE」での絶妙の歌の被せ方。
ジョン・サイクスが加入したことで音楽性は他の作品群と一線を画していますが、やっぱりLIZZYは、フィルは最後まで凄かった!!
1曲目〜3曲目の流れは何時聴いても惚れ惚れします。
もはや死にかけていたTHIN LIZZYを死の淵から甦らせた若きジョン・サイクスのスリリングなプレイは実にかっこいい。そのありあまるパワーに引っ張られるようにフィル・ライノットも凄まじいいテンションを取り戻したような感じさえ受ける。やっぱり①のイントロ聴いただけでゾクゾクしちゃうもんね。捨て曲は無い。今までのLIZZYじゃないかもしれんがこれもこのバンドの傑作だ!!
限りなく「メタル」に近づいた作風。当時はやはり異端にして問題作だったんでしょうか?
しかし、THIN LIZZYの作品で僕が最も聴き込んでいるのはコレです。・・・単純に一番「カッコいい」からです。
初心者に薦めるならまずはコレ!・・・と僕は思います。でも最高傑作と言ったらやっぱり怒られるのかな?
最近HMを聞き出したという人にとっては一番取っ付き易いモダンでヘヴィな音です。
「Cold Sweat」最高! サイクシーのギター最高!!
無名だったジョン・サイクスが加入したTHIN LIZZYの最初にして最後の作品であり、音楽性はシフトしつつも名盤と呼ばれる渾身の一作。
サイクスが今でも自分のレパートリーに採り入れるタイトル曲「サンダー アンド ライトニング」の若々しくワイルドなギター・プレイが印象的、って思う。他にも、個人的にはサイクス参加の「コールド スウェット」が印象的だった。フィル・ライノットのエネルギッシュな歌唱に絡むサイクスの個性的なギタープレイは先程同様に最高のアンサンブルを味わえる曲だと思う。
ってわけで、必聴!
ジョンサイクスが好きなので中古で見かけたときに買っちゃいました。
THIN LIZZYはライブ盤しか持っていなかったのでスタジオアルバムは初めて買いました。
ミドルテンポ中心のアルバムでこんなによい楽曲がたくさん入ってるアルバムは久しぶりに買いました。
個人的にはハーレムスキャーレムのムード〜以来かなぁ。
31才になってやっとフィルのよさが理解できてよかった!
けっこうメタル耳にはTHIN LIZZYの他のアルバムは渋くてとっつきにくいと思うので、スタジオ盤では一番メタル的なこのアルバムが最初に聴くのに良さそう。
しかしこんなにヘヴィ・メタルした曲なのに、フィルの独特の歌いまわしと声が乗ると、すっかりTHIN LIZZYでしかありえない個性を放つあたり、やはりフィル・ライノットって稀有なヴォーカリストだったんだなぁとしみじみ。
極端な抑揚とかハイトーン・シャウトみたいな解りやすい要素がなくても、かっこいいハード・ロックって歌えるんだと、このバンドの作品を聴いていると教えられます。
表題曲の強烈さやスピード感には、「おお、若い!」と驚かされました。
最後にこれだけハードで完成度の高いアルバムを作れたというのは、称賛に価します。
弾きまくる弾きまくる!ジョン・サイクスが弾きまくる!
このギターを聴くためだけに手に入れてもいいと思います。フィルの声は苦手な人もいるでしょうが、
なんつーかやっぱかっこいいよ、フィル。
涙なくしては聴けない感動の超名盤。
当時、フィルの独特なクセのあるボーカルを敬遠していたが、年を経て徐々に
その良さはわかってきた。
またサイクスのギターも、うるさいと思っていたが、それが本作に非情なまでの
緊張感を与えている。
メンバー全員が泣いて演奏しているように聴こえる。
これは「メタル」の傑作である。
是非とも一人でも多くの人に聴いて欲しい。
シン・リジィのラストアルバム。
サイクスの加入に伴い一気にメタル化しています。
ダウニーのドラムはメタルじゃありませんが。
ジョン・サイクスが全面参加した唯一のスタジオアルバムにして最終作。
「RENEGADE」と同じくクリス・タンガリーディスとバンド自身のプロデュース。
●ブリティッシュHM衝撃の快作
前作「RENEGADE」のAngel Of Deathを発展させたかのようなメタル路線の本作は、フィルの愛弟子ジョン・サイクスが弾きまくるLIZZY随一のハード&ヘヴィな作品であり、NWOBHM最後期に燦然と輝く名盤だろう。
中途半端な「RENEGADE」では疑問だったクリスのプロデュース、ダーレン・ワートンのエネルギッシュなフレーズも今回は見事にフィットしている。
それにつられるようにフィル、スコット、ダウニーも熱演を繰り広げ、枯れてしまった声でさえ時代を反映したアグレッションとタフネスに一役買って聞こえる。
解散寸前とはとても思えない徹底的なハイテンションアルバムだ。
また、その異色なサウンド故に「これぞLIZZY!!」とは言えない点、サイクス人気から「THIN LIZZYに興味はないけど、このアルバムは好き」というファンを生み出した点で「BLACK ROSE」と非常に似たポジションのアルバムとも言える。
●関連作品
シングルB面にThe Sun Goes Downのリミックスバージョンがある。
また、本作にも「BLACK ROSE」と同じくデモ・ブートレッグがあり、そこにはDon't Let It Slip Awayなる未発表曲が収録されている。
そのデモにはないものの、フィルとの出会いともなったサイクスのPlease Don't Leave Meはダウニー、ワートンも共演している「プレLIZZYバラード」。
サイクスにとってのParisienne Walkways、Spanish Guitarに当たる曲と言えるだろう。
後の「LOVELAND」ではフィルのアウトテイクを使用して同曲をリメイクしている。
僕の持ってるCD(98年に出た再発盤・PHCR-4405)の方は盤起こしなのか、ヘッドホンで聴いてると所々でスクラッチノイズが聴こえます(普通に聴いてたら全然聴こえないから関係ないけど)。
解説によると当時のバンドはツアーとドラッグ漬けだったそうだが、その辺りはフィルのVOが荒れ気味(特にTHIS IS THE ONE)な部分で頷ける。
しかしながら、エネルギッシュなTHUNDER AND LIGHTNING・COLD SWEAT、ドラマティックで深みの有るTHE HOLY WAR、昔のLIZZY風ナンバーBAD HABITSなど、ハードな中に幅広いサウンドが存在しており、以前のLIZZYとは毛色が違うものの今も多くの人の支持を得ているのはそれが決めてなのではないかと。
勿論、ジョン・サイクスの加入が新しい風を吹き込んだのは間違いないでしょうが、入ったと思ったら解散っていうのはなんだか寂しいね(彼はそれを承知で入ったわけだけど)。
余談ですが、クリス・タンガリーデスってこの頃からプロデューサー活動してたんですね。
ジョンサイクスが入るとバンドはこうなる、という好例.自分の色に染めてしまうんだジョンって。でもハードとスリルが好きな僕にとってはこれとホワスネのサーペンスは文句なしに名盤。フィルの暗い歌のスタイルもタイトル曲にはすごくはまっている(最初聴いた時はレベル設定間違えたからこんなに聞こえにくいのかと思ったけど)。この時点でフィルは完全なアル中で、制御不能状況だったらしいから、このころのジョン(金髪、碧眼、青いワークスーツになぜか白いレスポールカスタム)は天使のように見えた。
それまでに比べてずいぶんハードになってますね。
ジョン・サイクスのギタープレイはもっと後年の方が好きかな〜。
ソロもスコットと分け合ってるし、それほど大活躍というわけではないかもしれない。
俺の中では、"Thuder And Lightning"・"Cold Sweat"がキラーチューンですね。
どちらも強力な曲ですな〜。
でも、他の楽曲がもう一押し欲しいなぁ。
リリース当時、かなりHMな内容に度肝を抜かれた記憶があります。
それまでのLIZZYも勿論大好きなのですが、別物としてこのアルバムの出来は
すばらしい。みなさんおっしゃるとおりサイクス効果と言えるでしょう。
THE HOLY WARが出色です。
でもホントは、黄金期の一連のアルバムの方が好みではあるんだけど
有終の美というサムシングがアルバムの背景にあるものだから
どうしても感情が入ってしまうよね。
それにしてもここでのサイクスは全開ですねぇ。
実はオレ、この時の彼のプレイが大好きでして。若気の至り的な部分も含めて
「炸裂」感が突き抜けてる! とでも申しましょうか。
ギターのトーンも後年のようにショート・ディレイなんかカマしてないから
エラく生々しい。
サイクス好きの人はLIZZYという金看板に及び腰にならず、是非聴いてほしいですね。
タイトル曲はレミー・キルミスターが歌ったら、そのままモーターヘッドの曲になってしまうような疾走曲。かつてデヴィッド・カヴァーデルはCOLD SWEATのことをたいしたことない曲と酷評していたが、僕は良い曲だと思うので、もっとフィルとサイクスのコラボを聴きたかった。