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PHOTOS OF GHOSTS / PFM
「あなたの好きなプログレバンドは?」と聴かれ、「クリムゾンやイエス、ELPにフロイド」等と答えるのが一般的と思うが、そこに「PFMやナイス(K・エマーソンがELPの前にいたバンド)」と答える人がいるとすればそれは正に“通"と言えるだろう。
PFMとは“Premiata Forneria Marconi(プレミアータ・フォルネリーア・マルコーニ)"の略であり、イタリア出身のプログレバンドである。そしてこのアルバムは1973年、PFMの世界デビューアルバムであり、邦題は「幻の映像」。一般的に“名盤"とされています。
実はこのアルバムが出る前、イタリア本土では2枚ほどアルバムを出している(母国語で)が、当時クリムゾンと深いかかわりのあった(主に作詞)ピート・シンフィールドが、PFMの母国での活動に目をつけ、世界デビューに至ったと言われている。(このアルバムでは1曲を除いて全て英語で唄われています)
音楽的にはクリムゾンのダークな部分とELPのポップで明るい部分が融合したアルバムと言えるのではないかな?確かに二番煎じ的な色はあるかもしれないが、歴史的価値としても「バンド名は知ってるけど聴いたことないんだ」と言う人は是非聴いてみてください。
何故、これ程の名盤がこんなにも売っていないのか?と、訪ねたくなる程の名盤。
プログレッシブ・ロックのプロモーションの悪さを露呈しているのでは?
とにかく、素晴らしいの一言。
世界の至宝である。
いやーーーーこのアルバムというか、PFMはなにとなにをたして、という次元では語れないバンドや!!地中海的なクラシカルギターや、牧歌的なメロディ、そしてロックのダイナミズム、スリリングなバイオリン!!(当時のメンバーのマウロパガーニのソロもよい!!)まさにイタリア!!!もちろん伊語のほうをきくべし!!去年のライブいったひといます?・・・最高でした
イタリア出身らしい大らかな雰囲気とクサいメロディーを超高レベルで音像化した彼らの名盤。本当に素晴らしいメロディーがいっぱい詰まっています。
「人生は川のようなもの」の儚さは、このバンドのイメージを一発で世界に知らしめた一曲でしょう。そして続く超ハッピーな「Celebration」は一歩間違えるとおバカソングになりかけのところを、間一髪で食い止めています。
「晩餐会の三人の客」や「Promenade The Puzzule」も長い曲ですが、雰囲気を技術で作り出し、それをさらにまた技術でキープするというなんとも言えない程凄い楽曲です。
そしてジャケットの素晴らしさ!!!。これもこの作品を語る上で欠かせない要素となっています。いや〜、この頃のジャケットはどれも雰囲気あっていいな〜。
ちなみに「プレミアータ・フォルネリア・マルコーニ」というのは彼らが住んでいるところの近くにある肉屋さんの名前だそうです。ですから「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」の真似ではないようです(笑)。
パン屋ぢゃなかった?
パン屋です
アレンジが派手になった分イタリア語版にあった繊細さが
失われてしまったような気がする。それでも充分素晴らしいけど。