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Ⅳ - THE EERIE COLD / SHINING
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2005年発表の、タイトル通りの4th。
Hellhammer参加最終作みたいですね。

鬱ブラックと言われるだけあって、一番の特徴はその暗すぎるメロディでしょうか。
ただ、確かに「哀愁・泣き」の段階を通り越して「鬱・絶望」の領域に入り込んでいるような
メロディではあるんですが、個人的にはギターのザラついた音質とも相まって、どこか鬼火的な
美しさや、幽玄さも感じる雰囲気だと思います。真っ暗な中に妖しい炎が薄く灯ってる…みたいな。

「鬱ブラック」と言うと割とマニアックなイメージを抱いてしまいがちですが、このバンドは
ミニマリズムや音質の不明瞭さなどは余り無く、しっかりした展開があってメタル的な視点でも
十分かっこいいと思える出来。特に、やっぱりHellhammerのドラムはタイトで良いですね。
意外とギターソロや疾走パートもあって、結構聴きやすいと思います。パートによっては最近の
SATYRICONやENSLAVED、<CODE>辺りにも通じる力強さすらある気も。

それからヴォーカル…かなり良い仕事していると思います。
まるで地獄に落ちた死者が聖者を羨んでいるかのような、悔恨の篭もったうめくような声。
ほとんど奇声になってるSILENCERとは違ってちゃんとデス声してますが、
時折感情が押さえ切れないような叫びになったりするのがツボ。粘着的な表現力です。

…でもXASTHURは日本盤が出てSHININGはまだ、という事を考えると、「鬱」みたいな
キーワードに惹かれる人は逆にまともな展開に物足りなさを感じてしまうのかも?
逆に言うと、「鬱系」という言葉から連想されるカルトなイメージに二の足を踏んでいる人は、
購入しても全然大丈夫だと思います。普通にクオリティ高いブラックです。
Usher-to-the-ETHER 2007年8月24日(金)22時2分

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