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PAGANINI'S LAST STAND / MARK BOALS
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自ら「マエストロ(巨匠)」を名乗るアレックス・グレゴリーなるギタリストが'92年に発表した、準インストゥルメンタル・アルバム。
そのマエストロ・アレックス・グレゴリーが、イングヴェイやスティーヴ・ヴァイの墓に立ち小便しているという、
失敬極まりないジャケット・アートワークが目を引く本作だが、内容の方はかなりポンコツ。
有名クラシック曲のフレーズを随所に散りばめた、ネオ・クラシカル路線の楽曲はそれほど悪くはないのだけど、
肝心のマエストロ自身の腕前が全く頂けない。楽器に関してはまるで素人の自分でも、「こりゃダメだ」と
判ってしまうぐらいにそのGプレイはたどたどしく(とにかくリズム感のなさが致命的)、
これで「ニコロ・パガニーニを主人公にしたコンセプト・アルバム」と胸を張られても、
「10年早ぇんだよボケ」としか言いようがないよなぁ。
・・・と、このままだったら部屋の隅に投げ捨てるか、中古屋に叩き売るぐらいの価値しかない作品なのだが、
それを救っているのが、本作にゲスト参加して、③⑦⑪で神憑り的な歌唱を披露しているマーク・ボールズの存在。
特に、クラシカルな③におけるコブシの効いた劇的な熱唱は鳥肌モノの迫力で、彼の全盛期の歌声の凄まじさに
圧倒されること請け合いの仕上がり。この曲を聴くためだけに本作を買っても損はない!(と、思う)
と言うわけで、本来なら別にアーティスト登録すべきところなのでしょうが、ここに投票させて頂きました。
イングヴェイやRING OF FIREのアルバムでマーク・ボールズのVoに痺れた方は、是非、本作も1度聴いてみて下さい。
火薬バカ一代 2007年8月26日(日)21時2分

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