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ITHYPHALLIC / NILE
今まで以上にミドル、スローパートが導入され、緩急のついた曲が多くなった気がします
皆さん気合入りまくりで、特にファストパートでの暴虐さや凄まじさは過去最高かも
それだけに、徹底的に速い曲も欲しかった
ユニオンではやたら並んでいるのに、書き込みが少ないですね。
これ以前のアルバム四枚からのベスト盤もほぼ同発のようです。
『The Bleeding』頃のCANNNIBAL CORPSE的なデスメタル部分と、『Gateways〜』あたりの
MORNID ANGELのようなスローパートに入るNILE御馴染のメロディ(中近東ちっくというか、
暑い国の薄闇の儀式ちっくな)とが半々に混じった、良し悪しはともかく「すっきりとした」
印象のアルバム。ゴングや読経があからさまに入らなくなったのも、これに荷担しているかも
しれない。
2nd『Black〜』、3rd『〜Shrines』のように「一聴してでは判らない曲が詰め込まれた作品」
から、突撃志向に感じられた4th『Annihilation〜』を経て、「ルーツ志向のデスメタル」に
変化したように感じられなくもない。
一曲目から(インストではない正規の1トラック目)判りやすいクトゥルーものだし、「判り
易さ」を狙ったのだろうか?
というわけで、そういう作品。
追記。
日本ボーナスは収録曲のインスト・バージョンが2曲。
ブックレットにも日本ライナーにも、2nd以降御馴染の曲内容解説が無い。
この仕様はあまり良くない変化だと思う。
楽曲に今までに無いくらい緩急がついて、さらに前作からの多人数ヴォーカルを
抑えたやり方により
ライナーに書いてある通り今までの作品で1番聴きやすいかもしれない。
でもギターリフはどんどん複雑になってんじゃねぇか?って感じです。
k.s.m.2さんの仰る通りスッキリしてる感じ。
でも流石はNILE、突っ走るところは最高にアグレッシヴなんで素敵です。