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TIME DOESN'T MATTER AT ALL / BLACK ROSE
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このバンドに対する私の思い入れは非常に深い。
BLACK ROSEはこの作品をリリースした後で、BADHOVENと
改名しているが、デビュー同時から現在に至るまで不動の
メンバーでやっている。
まず、その点を高く評価したい。

オーストリアという、ハードロックとしては非常にマイナーな
地域でありながら、そのレベルは最高級である。
メロハーのウンチクは、他の識者からみれば、足元にも及ばないが、
少なくとも私がこれま聴いたメロハーの中では、もっとも
芸術的センスが高いと思う。

本作は2枚目に当たり、前作のデビュー作から飛躍的に成長している。
前作の唯一の難点は、ボーカルの不安定さであったが、この
問題は現在に至るまで完全に克服されていないが、この作品では
そのボーカルは深い味わいに変わっている。

そしてもう一つ、特筆すべき点は、演奏が非常にタイトになっている
ことだ。快活なナンバーは冒頭の2曲のみで、3曲目以降は
キーボードオリエンテッドのメローなナンバーが延々と続くが、
全くだれない。極上のメロハーが、これでもか、と続く。
ベースとドラムのリズムセクションは完璧である。これが
聴き手を魅了する大きな要素になっている。

改名後の次作以降ではギターが前面に出てくるが、この2NDでは
キーボードが素晴らしいプレイを繰り広げている。

このバンドは、プログレ的感覚を持ちながら、メロディが極限まで
充実している。
私が最も高く評価する、世界一のメロハーバンドである。
彼らの伝説は、この2NDから始まった。
cozy_ima 2007年9月8日(土)20時32分

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