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MANIERISME / MANIERISME
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2006年発表の1stアルバム。666枚限定、シリアルナンバー入り。
このバンドは解散してしまったので、これが唯一のCDリリースみたいです。

パッと聴いた印象では、XASTHURやLEVIATHANなどのアメリカ勢にも通じる音質の
ノイジーさが醸し出す邪悪さや、MUTIILATIONや3rd以前のDEATHSPELL OMEGA等の
フランス勢に通じるメロウだけど病んでいるメロディを取り入れた、良いとこ取りの
良質なプリミティブブラック…という感じだったんですが、アルバムを聴き進めて行き、
音にハマりこんでいくと、どこか日本の村社会的な粘着質な恐さも感じられる音ですね。
発狂したり儀式の詠唱みたいな声を出したりするヴォーカルもそういう感覚を強めてます。

戦前の日本、土着の神に生贄を捧げる風習がある寒村で、儀式の最中に祭主を務めていた
当主が発狂、村人とたまたま村を訪れていた新聞記者を斬殺して自殺、そしてこれがその
新聞記者の持っていたテープに収められていた映像である…みたいな光景が浮かんできます(笑)

猟奇的で血腥いけれど、どこか耽美さも感じさせるような独特の雰囲気。
サタニズムよりも猟奇性やオカルト性が強い感じ。
結構前衛的な展開もあり、メロディもかなり良くて丁寧な作りの作品だと思います。
ただ、中盤一瞬だけ音がでかくなる所があるのは少し不満。
折角の酩酊感が途切れてる気がする。

これ、上記したバンドの作品群にも劣らない名盤だと思うんですが…
プレス数が限定されているのと、もう解散してしまっているのが本当に惜しい。
プリブラ好きなら、見つけたら即買い推奨のアルバム。
Usher-to-the-ETHER 2007年9月12日(水)13時14分

これジャケットが好きになれなくてずっと買わずにいたんですが、シリアルナンバー33/666という割と綺麗な数字のが売ってたので買ってみました。

で、内容なんですが…これは驚きました。
フレンチっぽいブラックメタルに日本のヴィジュアル系を合わせた感じなのです。
Serpentがヴィジュアル系メロデス(実際もともとはヴィジュアルバンドとして結成されて一回解散してメロデスバンドとして再結成されたはず)なら、これはヴィジュアル系ブラックです。

ヴィジュアル系といってもいろいろありますが、La:Sadie'sが解散してDir en greyが誕生した97年から、Dir en greyに人気が出てMatinaやSoleil、Key Partyなどのレーベルから残酷絵巻を歌い上げるフォロアーがいっぱい出てきた2000年ぐらいまでのヴィジュアル系です。

現在のヴィジュアル系シーンは、cali≠gariやムックの成功による歌謡系・密室系バンドフォロワー、バロックの成功によるオサレ系バンドフォロワー、MerryGoRoundやKeinなどの名古屋系バンドフォロワー、Dir en greyの音楽性変化によるnuメタル系バンドフォロワーによって、そういった往年のダーク系ヴィジュアルバンドは逆に少数派になってしまったので、このCDはすごく懐かしい気分に浸れました。

プリブラ好きよりむしろ昔のヴィジュアルファンにオススメです。
PaganHorde 2007年10月21日(日)4時9分

ちょっときもちわるい感じがする。
音がでかい。
ホイラシキレア 2007年11月23日(金)11時37分

日本産ブラックということで、正直そのためだけの聴きたさに
myspaceで試聴してみたら一発で気に入り、すぐにネット通販でこのCDを探しました。
MutiilationやMystic Forestに影響を受けたらしく、
自分は後者しか聴いた事はありませんが、確かにそのようなサウンドが伺えられます。

スタイルはプリミティブブラックで、サウンドのどす黒さが最高です。
そして取っ付き易い割とメロディアス&微妙にノイジーなところも聴けたり、
ブチブチと疾走するところもミドルテンポのところも全て自分のツボでした。

ヴォーカルが日本人なので、曲の途中にほんの一部ですが、日本語で歌う(話す?)ところがあります。
「死んでいました」や「頭がおかしくなりました」なんて言っていますが、
ブラックメタルで母国語を聴いた事はなかったので、違和感ありましたが、
やはり生きてからずっと馴染んでいる日本語をブラックメタルで歌っているので恐怖感がより一層感じました。

アルバムを通して「これほどの名盤は無い!」なんていうほど凄い内容ではありませんが、
とても好きになれるところが多いバンドで、かなり好きなアルバムです。
再活動もされたようなので嬉しい限りです。
snilor 2007年12月27日(木)11時6分

1曲気に入ったら全部気に入ると思います。
個人的には邪悪さは全然と言ったら言い過ぎかもしれませんが、
殆ど感じません。霊的というか、オカルトな感覚が強いです。
あと、このアルバム(バンド)のリフの音色なんですが、
音質のせいでしょうけど他のプリミティブブラックと比べて
少し独特な感じがしませんか?
何と言ったらいいのか分からないのですが、トレモロの音が凄く
気持ち悪くて最高です。リフが呪いの旋律に感じますね。

最近、人形の記憶EPをENEMIT/Wuyuanをくれた友人がまたありがたいことに
プレゼントしてくれたんですが、これもまたオカルトムードが充満していて
良かったです。活動再開したということなので、2ndフルも楽しみ。

つうかS君、怖いなら買わなくていいのに...(嘘。ありがとう。)
たまねぎ 2008年4月4日(金)23時23分

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