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TRANSILVANIAN DREAMS / TYMAH (TUMAN)
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2005年の6曲入り1stアルバム。
音は90年代のオールドスクールなノルウェジアンブラックメタル直系です。
ドコドコと緩急つけて突っ走るドラム、チリチリとしたギターに寒々しいリフ、MAYHEMのアッティラをも思わせるようなVoとプリブラ好きならきっと気に入るであろう要素が満載です。
VoのDimは女性なんですが、これがまた素晴らしいんです。
女性だとわかる邪悪ながなり声がたまりません。
悲痛な絶叫も女性ならではの迫真ものです。
捨て曲なんてありません。ジャケットのデザインも好きですし、このアルバムは私の中ではブラックメタルとして完璧な作品です。
是非多くの人に聴いてもらいたいです。
PaganHorde 2007年9月24日(月)17時9分

2005年発表の1st。

基本的にはオーソドックスなプリミティブブラックという感じなんですが、スローパートに
ちょっとFreezing Moonを髣髴とさせる部分があったり、Funeral FogやBuried by Time
and Dustを意識しているのでは…と思わせるリフが出てきたり、全体を通してEuronymousの
時代のMAYHEMの息吹が感じられるのが大きな特徴ですね。時折見せるオールドスクールな
部分も、Dead在籍時のMAYHEMに近い雰囲気がありますし。

ヴォーカルのメイクがDeadそっくりだったり、Deadに捧ぐと書いてあったり、実際にも
MAYHEMには並々ならぬ思い入れがあるようですね。「フリージング・ムーンに追従する
全ての本物の戦士達に敬意を」とまで書かれてますし(笑)。MAYHEMっぽいだけでなく、
プリブラとしての根幹の部分も素晴らしく、特にこのジャンル特有の、得体の知れない
不気味さとメロウさを両立させるトレモロリフのメロディはレベル高いと思います。
ただ、ギターの歪みは結構キツめなので、このジャンルを聴き込んでない人だと少し慣れが
必要になってくるかもしれません。

あと、ヴォーカル、ギター、作詞、作曲を担当する中心人物のDimは女性のようですね。
確かに、この鬼婆が包丁を持って襲い掛かって来るような独特のエグみのあるデスヴォイスは
女性ならではのものだと思います。個人的にはプリミティブのヴォーカルにしては声質が少し
やかましい感じがしてあまり好きではないんですが、迫力や表現力は認めざるを得ません。

このバンドはハンガリーのトレンドに染まったブラックメタルのシーンが大嫌いらしく、
わざわざ嫌いなバンド名まで挙げてるんですが…逆に挙げられてるバンド聴きたくなります(笑)
フランスのANOREXIA NERVOSAやアメリカのAVERSE SEFIRA、ポーランドのBEHEMOTHなんかも
自国のシーンを良く思ってないような発言してたし、隣の芝生が青く見えるのは万国共通なのかも。
Usher-to-the-ETHER 2008年9月5日(金)23時28分

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