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FRAMING ARMAGEDDON SOMETHING WICKED PT.1 / ICED EARTH
待ってましたの新作です。
前作のこの上ない濃さ+微妙な力み具合から、本作は勝負作と個人的に思っていた次第。
さて、内容ですが、これがまたナカナカの力作です。
前作で得た尋常でないドラマ構築能力はいい方向で軽快に(前作ほどくどくなく)なり、
「SOMETHING WICKED THIS WAY COMES」を思わせる憂いのあるメロディが
「NIGHT OF THE STORMRIDER」を思わせるザクザクしたリフに乗ってます。
惜しむらくはあまりにもドラマティックすぎる楽曲郡であるために、
アルバムの序盤からあたかもエンディングのような盛り上がりなことよ。(笑)
ということでICED EARTHらしさが全開な力作であると言えましょう。
・・・で、興味深いことに。
アプローチの方向性は違えど、ダークでメロディアスなHMを
しっかりとした構成力と演奏力で体現すると言う意味において
実は非常にBLIND GUARDIANを彷彿させる仕上がりです。
実際、知らない人に「ブラガからハンズィが抜けた新作」と言ったら通用しそう。
(逆に知らない人にブラガの新作を「ティムが抜けたI.E.」と言っても・・・)
余談ですが、たたき上げバンドが有名人をフロントマンに迎えるのは両刃の剣と思うのです。
このバンドも、マシューが残れればどんなに良かったか・・・と、個人的には思います。が。
ともあれ、ティムの知名度に頼ったバンドではないことだけは確かです。
それはこのアルバムのクオリティが証明してます。
前作よりも確実にレベルアップしているこのアルバム、分かりやすい上にスルメ盤です。
ファンの方は迷わずどうぞ。
けんしょー 2007年10月6日(土)16時55分
ティムが残ってるのが意外と言っては以外。
1枚作ってすぐ脱退かと思ってたから・・・。
実力は折り紙付きの人だからね。
これまで以上にドラマチックで、かなりの高揚感を
味わえる。コンセプトアルバム嫌いな人、シンプルな
パワーメタルを好む人は駄目かも知れない。
「Ten Thousand Strong」は彼らの新たなメタルアンセム
になるであろう。表題作「Framing Armageddon」は
彼らお得意のスラッシーなパワーメタルで強烈無比!
個人的には前作に全然負けてないかと思います。