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JOE SATRIANI / JOE SATRIANI
THE EXTREMISTから大幅に方向転換して、ロベン・フォードのようなブルースアルバムを
作った悟り兄。
バックにも豪華メンバーを揃え、そつなくブルースをこなしたにも関わらず、誰も触れてくれない作品。
まあ、自分も一番聴いているのは即興でパンク的な味のある⑨だけだったりするんだけど。
それでも、悟り兄お得意の柔らかなバラードがあり、アシッドなハードロックがあり、
こんなに一顧だにされないのは可哀想じゃないか。
これまでのジョーとは違う方向性のアルバムだけど、ジョーらしいギターが収められてる点では同じです。
ブルース風、ビバップ風、民族風、バラード、お遊びソング…、曲の方向には幅のありますが、
個人的にはメロウな曲が特にイイ。ギターがよく唄ってます。
全体的に遅いアルバムだけど、とりあえずスピーディなソロも聴けます。
まあスピードを求めるなら他のアルバムを聴いた方がいいですが、これはこれで。
のんびりしたい時間のBGMにはいいんじゃないかなー。
1曲目が地味ーな雰囲気で始まるので取っ付き難さもありますが、よく聴けばよくできた一枚になってると思います。
ちょっと地味めかもしれませんが、このまったり具合もけっこう好きです。
聴いてて気持ちいい。
