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NECROMANZEE COGENT / FURZE
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2003年発表の2nd。

2006年にCandlelightからスリップケース仕様でリイシューされました。
このバンドは先に3rdのUTDを聴いていて、そのブラックの要素を使いながらも変態的に
仕上げた独特の音楽性にはかなり惹かれるものがあったんですが、この時点でもう変態です。
むしろUTDよりもこっちの方が変態度は高いかもしれません。

ブラックメタルを一度融かして、FURZEという鋳型に入れて再構築したかのような不思議な
音楽が72分に渡り吹き込まれた作品で、曲によってホラー的な悪趣味さがあったり
粘性が高いブラックになってたり、23分にも渡る大曲だったりしますが、基本的には
どの曲も病んだ雰囲気で、しかもその病み方がストレートでなくネジくれてます。
プリミティブブラック自体普遍的なHR/HMの楽しみ方とは随分かけ離れた音楽ですが、
それに一捻り半ヒネりを加えたらどれだけ変になってしまうのか、推して知るべしです(笑)

シンフォパートの導入の仕方も謎過ぎるし、妖しく呟いていたと思ったらいきなりマジな
絶叫をかますヴォーカルも精神病的な恐さがあるし…好きな人にはたまらないでしょうね、これ。
時折最初期のBURZUMやDARKTHRONEがちらつく場面もありますが、個性が強すぎてほとんど
フォロワーっぽさは感じられません。CELTIC FROSTが褒めるのも分かる気がします。
何か共鳴するものがあるのでしょう(笑)。独特で病んだブラックが聴きたい方にお勧め。
Usher-to-the-ETHER 2007年10月17日(水)23時16分

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