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スーパーロック84西武球場ライブ(ヴィデオ) / M. S. G.
このライブはMSGファンは思い出したくない、レイ・ケネディ擁する悪魔の編成ですが、マイケル自身のプレーは現存するライヴ音源中最高のプレイであると思います。レイのパフォーマンスの醜さは問題外として、クリス・グレンの後任のベーシスト(フェルドマンだったと思いますが名前忘れました。)も平凡で、見るべき所はマイケルのみですが、レイの力量不足をカバーしようと通常よりインストナンバーを多くセットリストに加え(リップスティック・トレーシーも演っていた。)鬼神の如く弾きまくるマイケルの姿に感動を覚えます。トータル面では、ロック・ウィル・ネヴァー・ダイに劣るかも知れませんが、屋外での抜ける様なクリアな音像と(インスト曲4連発は凄過ぎる。)マイケルのギタープレイのクオリティの面ではこちらが勝っています。
レイ・ケネディを擁した幻のラインナップを堪能できる唯一のVT
もともとレイはHM/HRとは畑違いのシンガーでグラハム・ボネットがRAINBOWに加入したように来日に合せ厳しいスケジュールのなか選ばれたようですし、彼に本気でM.S.Gでやりたい気持ちがあればよかったのですが、歌詞も覚えずカンペを見ながら歌う姿に失笑でしたね、変なバンダナに二の腕に巻きつけたスターにしきのみたいなひも状のもをぶら下げたインディアンチックな姿や赤いタンクトップを真上からお腹まで引き裂き無理矢理ロック感を出すもたるんだ腹部に男の哀愁を誘われ色んな意味で応援したくなりましたね(そしてステージに上がる前にカメラに向かいグー)個人的にはスーツ姿に最後はランニングも問題なので僕は彼の頑張りを評価します!歌詞も覚えず中腰になりカンペを見る姿に只今リハビリ中的な雰囲気を滲ませファンなら殺意を覚えたでしょうが(ON AND ONやDOCTOR DOCTORでの開き直りは凄い)逆に今となってはDVD化もないだろうし機会があれば是非見てもらいたいですね、当日のマイケルの頼もしいことMr情緒不安定とは思えない姿を披露しています。レイ・ケネディは本当は地声にパワーがありキチンとしたコンディションとやる気があれば第二のグラハム・ボネットになれる逸材でストレートな歌い方に可能性を感じていたが英国的な湿ったサウンドにはミスマッチだったのと、場違いな感じが否めないのが致命的だった要に思う。
因みに参加メンバーはVo,レイ・ケネディ B,デニス・フェルドマン Ds,テッド・マッケンナ KEY,アンディ・ネイだったと思います