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MIRRORED HATE PAINTING / CARPE TENEBRUM
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99年発表の2nd。

現在のDIMMU BORGIRがコアなブラックメタルファンから非難の対象となる要因として、
攻撃性や音質の良さ、HR/HMとしてのクオリティの高さを得たのと引き換えに、初期や中期に
持っていたアトモスフェリックな空気感を失ってしまったというのがありますが、その空気感を
ある程度キープしたまま攻撃性を増したシンフォニックブラック、このアルバムの内容を一言で
表すと、そんな感じになるのではないでしょうか。
初期DIMMU BORGIRに劇的疾走の攻撃性を取り入れ、シンフォ要素を少し弱めた感じです。

ただ、DIMMU BORGIRと比べると主題となるメロディが全体的に弱めで曲が印象に残り
にくかったり、曲の合間に挿入される語りがダレを生む要因になっていたり、ドラムが
打ち込みっぽい音色だったり(実際打ち込みかも)広くお勧めするにはちょっと小粒と
いう感じも。この路線のままもっと雰囲気を濃くして、メロディの質も上げていけば、
次作はかなり良いものが出来そうだったんですが…。
この後Nagashは脱退、何故かデスメタルになってしまいました…。
Usher-to-the-ETHER 2007年11月7日(水)8時50分

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