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WELTENGANGER / LUNAR AURORA
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96年発表の1st。
2007年にリマスター・ボーナストラック追加でCold Dimensionより再発されました。

LUNAR AURORAってZYKLUSでは荒々しいRAWなプロダクションの中に空間的な
広がりが感じられたり、ANDACHTではリスナーを押し潰さんばかりの真っ黒な音の中で
トレモロやキーが神秘的に舞い踊る作風になっていたり、音響面でも邪悪さを増して聴かせる
ような工夫をする傾向のあるバンドだと思うんですが、この時点ではそういった音響的な
特異さは希薄で、ごく真っ当でクオリティの高いシンフォニックブラックをやってます。

最近の作品と比べるとストレートですが、やはり後の作風にも繋がるような邪悪な黒さは
感じられるし、初期LIMBONIC ARTにも肉薄する質の高さがあるように思います。
初期LIMBONIC ARTと比べると、こっちの方が出音がメタリックですね。
最近元メンバーがTHORNGOTHというメロディック・ブラックを始めましたが、そっちは
雰囲気がこの作品の延長線上にあると思うので、この作品が気に入った方にはそちらもお勧めです。
Usher-to-the-ETHER 2007年11月17日(土)17時8分

ボーナストラックが1曲追加されたリマスター盤を聴きました。
「Mond」のところでこのアルバムはファストパートが多いと書きましたが、
この1stもほぼ全編にわたって疾走してます。シンフォニックというよりは、
Keyの様々な音色を使い分けるファスト・ブラックといったとこでしょうか。

確かにLIMBONIC ARTの1st(同じく96年ですね)がよりメタリックに攻撃性を伴った感じですが、
リマスター盤とはいえ、ここまでクオリティがしっかりしているとは思いませんでした。
しかもこのバンドはこの1stから既にKeyさばきが只者ではないです。
ドラムもリズムチェンジが激しい中しっかり叩いているし、金物によって体感速度を上げたりと、
荒々しい感じがまた良いアクセントになってると思います。
でも、もう少しトレモロが前に出てきて欲しいな、とは思いました。
そんなに聴き取り辛いわけではないですが。

ちなみにこの再発盤のジャケットは暗い森の中に人影が立っているというものなんですが、
結構不気味ですね。こう、じ〜と見ていると少し怖くなってきます...

とにかく、変幻自在なKeyと叩きまくるドラムの対比が好印象なアルバムでした。
ほんと96年の1stにしては予想よりもクオリティ高かったです。

たまねぎ 2008年3月17日(月)0時12分

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