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SHEER GREED / GIRL
ガールといえばこのアルバム。抑え気味のリズムがめちゃめちゃかっこいい。イギリスのバンド特有のフラストレーションしきれないとこも二重○。
デビュー当初の女性的な化粧をしていたところから、当時のゴリゴリのメタルファンから軟弱だとやや相手にされなかった感がある。しかし、特に注目して欲しいのは、フィル・コリンのギター。今はDEF LEPPARDでキャッチーなフレーズをかもしだしているが、若かりしころは、こんなにも自由奔放に弾きまくっていたのである。(セカンドでも弾きまくっていますが・・)インパクトの面では、このファーストが上だとおもいます。
ハリウッド・ティーズの衝撃を受けろ!!!!
GIRLはやっぱこっちのアルバムでしょう。日本版が廃盤になった後、中古で2万円くらいでレコードが売られていた。売ってしまおうかとも思ったけど踏みとどまりました。HOLYWOOD TEASE以外にもいい曲あります。HEARTBREAK AMERICAなんか好き。DO YOU LOVE MEはKISSよりGIRLのほうがかっこいい。
80年発表の1st。
地味な楽曲が多い割に日本でファンクラブが誕生したり、NWOBHM四天王の一つとして絶賛されたのは、やはりルックスによるものが大きかったのだろうと納得せざるを得ない・・・。
逆に硬派なのが好きな自分にとっては、このジャケット写真は、購入を躊躇する不安材料でしかありませんでした。案の定、当時硬派なメタルファンからは、空き缶投げられたりと不評だったようですね。
NWOBHM臭さが殆どないのが残念ですが、冒頭2曲は結構好きです。
FMで「ハリウッド・ティーズ」をエアチェック(死語ですか?)したときからカセットが擦り切れそうになるまで聴きました。
アルバム全体の音楽性としてはモロHMって感じでは無いですが、屈折した雰囲気の「ストロベリーズ」とかコンパクトなロックンロール「ドクター・ドクター」「ハートブレイク・アメリカ」とか当時のNWOBHM勢の中でも異彩を放つバラエティに富んだモノでした。もちろんフィリップ・ルイスのヘタウマVo(ホメ言葉です!)が独特の個性を出していて、どんな曲調でも1stにしてガール色が確立されていると感じます。これもある意味ブリティッシュって感じです。僕は最初日本盤LPを購入し、その後友達に売却した後輸入盤で買いなおし、さらにCD勃興期に怪しげなCD(LPから起したような感じでレーベルが真っ赤だった)を通販で、又さらに正規盤CDで買いなおし、とこれには何回もお金を使ってしまいました。今でも年に何回かは聴きたくなるアルバムです。
裏ジャケ写真のワインレッドのレスポールカスタムに憧れました。社会人になってワインレッドのカスタムを買ったのも、勿論このアルバムに出会ったからです。三つ子の魂百までみたいな話になりました。
ガールは、LAメタルの1つのルーツとの言うべきサウンドを聴かせてくれる。
アルバムトータルとしてみれば、ハードロック色が濃いものと、当時ニュー
ウェーブと呼ばれたパンクの亜流のような曲と2通りの色があるが、やはり
ガールを語るうえでは、そのハードロックチューンに注目したい。
ハードナンバーの楽曲センスは、フィルコリンの腕によるところが圧倒的に
大きいと思うが、当時フィルも、ヴァンヘイレンに衝撃を受けたと告白して
いる通り、ヴァンヘイレンの良さを巧みに取り入れている。
そして、英国ならではのウェット感も、その容姿の妖艶さと合わせて、
各楽曲からも滲み出ている。
トップナンバーの素晴らしさは言うに及ばないが、それ以外でも機会があれば、
ラヴリー・ロレイン、ドクター・ドクター、ハートブレイク・アメリカを
ぜひ聞いて欲しい。
キッスのカバーもオリジナルを超えている。
LILLIAN AXEがカバーしたナンバーも入っている。
上記の6曲は、何度聴いても飽きない、途方もない魅力を湛えている。
デビュー当時は、Iron Meiden・Wild Horses・Def Lepard(Saxonかも?)と一緒にNWOBHMの4天王と本気で語られていたのでありんす。
「ハリウッド ティーズ」と「マイ ナンバー」は永遠の名曲ですが、私はここであえて「パッシング クラウズ」の良さを主張したい。
当時、レゲエを取り入れた曲はかなり一般化してましたが、そんなレゲエ風ナンバーの中で、断トツの高クオリティだと思います。
フィリップのヴォーカルってこういう曲調で生きているよねえ。