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ACTION / B'Z
B'zのアルバムにしては曲数も多めなので色んな楽しみ方が出来そう。
前作「MONSTER」もかなりの傑作でしたが、本作も非常に素晴らしいですね。
純情ACTION〜黒い青春〜SUPER LOVE SONGの骨太HR3連発には圧倒されました。
全17曲69分とボリューム満点でお腹いっぱいです。
これはまた、独特なアルバムを作ってきましたね…
とりあえず一度全部聴きましたが、まだ全体像がはっきり見えてこない。
"THE CIRCLE" の「一瞬で引き込むメロディ」、"MONSTER"の「有無を言わさぬ説得力」はあまり感じられない。
…だが、違う。今までのB'zとは明らかに一味違う。
ひょっとすると、何度も聴くうちにとんでもなく凄いアルバムに化けそうな要素が、一筋縄では括れない深淵な世界が、
シンプルなジャケットとは裏腹に広がっているのではないか…という釈然としない思いでいる。
こんな感情はB'zファンを始めて約10年、まだ感じたことがない。
雰囲気としては、「最初聴いたときは全然良さが分からなかったが、何年か経ってあまりの奥深さに抜け出せなくなってしまった70年代ハードロック」に近い。
とりあえず、何度も聴いてみよう。でもその前に大学受からなきゃ…
過去のアルバムの集大成的な作品。
でも、いろいろな曲調を詰め込みすぎて個人的にはあまりまとまったアルバムという印象がない。曲数多いし。
それでも、前半の格好良さは「さすが!」の一言。
純情ACTION、黒い青春、パーフェクトライフ、光芒、BUDDYあたりはかなりイイ。
言いたいことは3割2分5厘さんとほぼ同じです。
聴きこめば印象が変わるかもしれないですね。何度も聴いてまた感想を書きます。
いつもは聴きこむうちに好きになっていく曲が多いのですが、
今回のアルバムは一聴してすぐ好きになりました。
特に「光芒」!!TAKさん、なかなかやるじゃないですか(笑)。
即効性は割と高いなと感じました。
近年のゴリッゴリな音作りから一転、ライトな音作りになりましたね。
確かに、曲数の多さにたいしてコンセプトは無しという性質上、
散漫さを感じるかも知れませんね。
でも、「トラベリンメンのテーマ」「一心不乱」「HOMETOWN BOY'S MARCH」など
肩の力が抜けた曲もあり、本当の意味でのバラエティに富む作品だなと。
何より、とてもしっくりくるメロディは、昔の歌謡曲テイストで哀愁が
心地良いです。
特に気に入ったのは、黒い青春ですね。
B'zとしては複雑な構造でかつ快楽指数も高く。
それから「光芒」。
ドラマティックが止まりません(笑)
あと「一心不乱」の軽やかでかつ哀愁のある感じ
がかなり気持ちよいです。
ロックという部分を気にし過ぎていないので
リラックスしているし、
最近の作品ではかなり好きな部類です。
垢抜けた感じですね。音が確かにちょっと今までより軽い感じですが、よく聴くと良い音作りしてるように感じます。「光芒」は自分の中ではSanctuary以来久しぶりに鳥肌が立った曲です。完璧です。今回はTAKが総じて良い仕事してると思います。
なかなか面白いアルバムが完成しましたね。しばらく聴き込みます。
PAVEL 2007年12月10日(月)12時36分
松本さんはアルバムごとに変化を求めてる。
だから今回は重量級の曲がないし、稲葉さんもソフトさに合わせてエロ追求型の歌詞を書いてない。
それゆえにマニアックとも言える。
だが次のアルバムが出たら愛せそうだ。
何が来るかわからないが、THE CIRCLEのシンプル路線こそ神!
個人的にはお腹いっぱいな内容でした
MONSTERから確実に昇華していると感じます
音が今までと比べて軽いというのは感じますが、とにかく聞いてて楽しい曲が多いですね!
socie 2008年1月22日(火)23時48分
かなりバラエティ豊富なアルバム。「SUPER LOVE SONG」のようなメタルがあれば「黒い青春」のようなジャジーな曲もあり、「僕には君がいる」のような美しいバラードがあれば「オレとオマエの新しい季節」のようなフラメンコ(?)っぽい曲もある。序盤の楽曲は最高。途中、ややダレる。個人的に「純情ACTION」のベースがかなりイカす。全体的に松本のソロは弾きまくりとゆうよりメロディ重視。曲にあわせてスリリングな展開をみせる。「わるいゆめ」のソロがけっこう好きです。まぁ何回も聴くたびに良さがわかる。そんなアルバム。
ところで思ったよりポイントが少ないですね(笑)
俺の受験勉強を支えてくれたアルバム。
そんな個人的な思い入れを排しても、このアルバムは素晴らしい。
これ程までに「何回も聴いている内に良さがわかってくるアルバム」は、長いB'zの歴史においても稀有だと思う。
高ポイントなのは、久しぶりに歌詞が稲葉ワールド全開であること。
「MONSTER」は社会問題に言及するような歌詞が多かったので、(「ケムリ」「ネテモサメテモ」「雨だれ」)、
ACTIONのような人間の内面に迫る歌詞が、7th信者の俺にとっては最高。
「ACTION」のサウンド面での最大の特徴は、「MONSTER」で完成したB'zのヘヴィさと多様性を維持しながら、
メロディの幅を大きく広げていること。
「黒い青春」「わるいゆめ」「トラベリンメン〜」など、もはや「稲葉ソロ」に近い雰囲気の楽曲が収録されている。
一方で「SUPER LOVE SONG」「Friction」といったハードナンバーや、「満月よ照らせ」「光芒」といった「和」のメロディが光る楽曲は、
松本が「THE CIRCLE」で展開したサウンドを引き継ぐものである。
17曲という曲数も含め、こんなにバラエティに富むB'zを味わえるアルバムは「The 7th Blues」以来ではないだろうか。
歌詞・サウンドとも俺の嗜好に完全に一致したこのアルバムは、聴き始めてから2年経った今でも、
俺の中で7thに次ぐB'zのアルバムとして輝きを放ち続けている。
★★★★★
注目曲→「わるいゆめ」
どこか終末感すら漂うメロディが魅力。
歌詞は恋愛を戦争にたとえているのだろうか?
GREEN以降主流だった爽やかロックから、ベクトルを渋めの方向にずらしてきた感のあるアルバム。
楽曲も豊富にあるし、捨て曲は?と聞かれると2,3曲しか思い浮かばない。
なのに何とも評価の難しい…敢えて言うなら発展途上といったイメージ。
それだけに、次回作では久々に7th〜並に渋くてインパクトのある作品を作ってくれるのでは?という期待もついつい抱いてしまう。
最高傑作
この言葉しかありません・・・。
ACTIONツアー 一人で行ってきましたw
このアルバム、コンセプトは「アクション」だそうです。
「前向きに、と言われても、なかなかうまくいかない時も多い、
むしろうまくいかない時の方が多いと思います。でも完全に前向きである必要は
ないと思います。僕もそうですから。自分にできることを、行動に移すことが、小さ なことでも、それが大事なんだと、僕はそう思います。だからみんなも、恐れながら
でもいいから、なんとか行動してみて下さい。」
稲葉さんがそうMCした後で、「光芒」が始まりました。観客棒立ちで聴き入ってました。
俺は泣きそうになりました(笑
「パーフェクトライフ」「トラベリンメンのテーマ」「ホームタウンボーイズマーチ」
「一心不乱」「黒い青春」など
そう言われると、行動することの大事さをどことなく投げかけている歌詞が多いなと
思いました。
個人的には「わるいゆめ」が大好きです。
二十年たっても常に新しいことを追求する姿勢には関心です
でも、一心不乱など90年代のB'zらしさと00年代のB'zらしさが融合していて素晴らしい!!
スランプで曲作りが難航したと言われているが、それ故に努力の賜物といっても良いぐらいの名曲揃いのアルバム。まさに「ACTION」という彼らが投げかけるメッセージに相応しい。あれこれ悩みながら試行錯誤したことが良い結果へとつながっている。20年というロングキャリアを経て、さらに新しい壁を乗り越えようとする彼らの姿勢には感服。
しかし、それぞれ個性を持った17曲だが、後半で若干だれるのが残念。
これに関しては、もう少し収録曲を減らしても良いと感じた。
軽くパッと聴いただけではあまり新鮮さが伝わらないがじっくり聴いてみると、アレンジャーに寺地氏を起用したためか、ライトな音作りになっていることがわかる。
そのため聴きやすいサウンドになっている。
中でも必聴なのは
・純情ACTION
コーラスが少々ダサく感じてしまうが、メッセージは
「何かおかしいことに気づいたなら僕は今こそ変わらなくちゃいけない」
「無言の重圧を感じるたびに卑屈になる なんてバカな感情の浪費だ」
と、非常に説得力のあるもので素晴らしい。
行動することの大切さを歌っている。一見簡単なようで実は奥深い。
ラストのサビでの「これ以上泣かせたくないから」というフレーズに心を打たれる。ギターソロもなかなかの出来。
・黒い青春
とことん卑屈でネガティブな心情を歌っている。爽やかな青春ソングとは裏の世界。
これには驚かされた。稲葉ソロに近い世界観。
「今日も無理やり笑顔を見せます そして退屈を乗り切る」と、とことん暗い歌詞だが、絶望感のような重苦しさとは違い、なんとなくあきらめに似たような気持ちにさせられる。
サウンドもダークでこれまでのB'zにはなかったもの。ラストのシャウトも超絶。
・パーフェクトライフ
この曲は歌詞に関しては特に言うことはないが、Bメロの構成が曲全体のメリハリを持たせていて非常に細かいところでのアレンジに凝った曲だと思う。ギターの音量も控えめで聴きやすい。
・一心不乱
歌謡曲とロックを融合させたような曲で哀愁を帯びた曲。渋いです。
Aメロの歌い方が良いアクセントになっている。
歌詞は松本の高校時代をモチーフにしたと思われる。
・ONE ON ONE
これまでと変わってきたのはギターが以前よりメロディアスになったこと。
特にギターソロで、速弾きと違いメロディを重視したところが曲全体に心地よい印象を持たせている。どこか懐かしい印象も。ジャズっぽいアレンジとスポーツ用語をちりばめた稲葉の作詞に注目。
・わるいゆめ
稲葉ソロ作品「peace of mind」に入っていそうな曲。
歌詞の解釈は・・・難しいがどことなく重苦しい空気に包まれた曲。
こういった重い曲がこのアルバム全体の印象を引き立てていると思う。
・HOMETOWN BOYS'MARCH
ブラスを交えた非常にポップな曲。前の曲と違い非常にポップでアットホームな曲。跳ねたシャッフルで「Wonderful oppotunity」に近い。曲のラストには笑ってしまいましたが(笑)
・光芒
本作最大の目玉。イントロから重苦しい張り詰めた空気に包まれていて、悲痛の叫びのようなサビが素晴らしい。歌詞はかつての「Rasing River」と似ている。
この曲の素晴らしいところはこれだけにとどまらず、ラストに隠されている。
大サビで急に明るいメロへと転調する。歌謡曲テイストのサウンドに乗せて「光を求め歩き続ける 君の情熱がいつの日か 誰かにと手の光となるでしょう 誰かにとっての兆しとなるでしょう」と歌い上げる。
これを聴いて感動しない人はいないだろう!と言いたいほどの大名曲。
「純情ACTION」と並んでこのアルバムで彼らの伝えたいメッセージが一番詰まった曲だと思う。
名盤。
個人的には前作MONSTERで再びB'zにハマり、また良い方向に向かってきてるな〜♪と喜んでるところでリリースされたSUPERLOVESONGがかなりかっこよかったので期待してました。
内容は期待通り♪かっこよく始まってくれました。今回、曲作りでスランプに陥ってたとか。そのせいか中盤以降に迷走気味な曲がちらほら…。前作同様バラエティに富んではいますが、求心力は低くなってしまっていて、正直だれますね。それから収録曲数がかなり多いです。あと2曲も追加すれば2枚組の7thと同じ曲数になります。この辺もスランプゆえかな?と思いますが。
マイナス要素もありますが、ここで救いとなるのが「僕には君がいる」。メロディーは最高だし、これを作曲したときはTAK絶対冴えてたはず!!聴いた瞬間に超名曲になるだろうと直感しましたが、あまり人気が無いようで残念。