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SMILE / TED POLEY
ここ数年、メロディアスハードのレベルは、驚くほど高い。
そのことを再認識させてくれる作品である。
テッドは、DANGER2以降も、BONEMACHINE、MELODICAと精力的、
かつ継続的に現在まで活動を続けている。
それらの作品は、私は実際にはアルバム単位で聴いたことはなく、
試聴レベルで聴いたが限りだが、楽曲的に弱い。そしてテッドの
歌唱力のなさが露呈されているものが多いように感じる。
しかし、本年リリースされた本作は、まずメロディがどれも
素晴らしい。
先日、マーティン兄弟が本作に関わっていることが分かり、
期待度も高かったが、その期待は全く裏切られることは
なかった。というか、これは期待以上の作品である。
DANGER2時代に勝るとも劣らない、楽曲的には、DANGER2を
超えている感すらある。
マーティン兄弟は、本作で5曲提供している。これらが
素晴らしいのは言うまでもない。
それ以外は、まず前作で競演した、ADRIAN GALEのVIC RIVERA
が関わったナンバーが2曲ある。
これも素晴らしく、前作はまだ未聴であるが、それもぜひ
入手して聴きたいと思わせる出来だ。
そして、もう一人、5曲を提供しているJOEY D.なる人物。
この人物の書く曲も、驚くほど素晴らしい。
マーティン兄弟に勝るとも劣らない楽曲だ。
JOEY D.はマーティン兄弟同様、演奏には全くタッチしておらず、
ライティング専門のアーティストのようだ。ネットで、色々と
検索したが、その素性はつかめなかった。
もし、彼についてご存知の方がいれば、ぜひ教えて欲しい。
彼が関わった、他の作品もぜひとも聴きたいと思わせる、
ライティング能力の高さだ。
以上から分かるように、全12曲、とにかく素晴らしい曲が
目白押しだ。
今年もメロハーの傑作は多くリリースされたが、その中でも
本作は、上位に食い込むことは間違いない。
本作の魅力を更に高めている大きな要素して、テクニカル、
かつエモーショナルなギターがある。
本作のプロデュースも手がける、JK NORTHRUPなるギタリストも
要注意だ。
素晴らしいバック陣に恵まれて製作された、テッドポーリーの
まさに渾身の傑作である。
テッポーやるじゃん。
ライティングの妙か。なるほど。
来年のキメラでその実力が証明されるな。
テッドの中ではデンジャーデンジャーの1stの次に良い作品。メロディカも良いが、全体的な完成度はデンジャーの1stが一番だと思う。この作品はちょっとソフト過ぎるかな。
2007年12月発表というから丁度2年前のソロ名義2nd。今回 DANGER DANGER の復活作に合わせて日本盤が出ました。それまでのTEDはやはり一人では無理があるなと感じる作品が多かったのですが、本作は良き協力者を揃えて本気で作ってますね。楽曲の質もアレンジも格段に向上しています。ハードポップから一皮むけた本格的なメロディアスHR。全体に曲調は確かに相変わらずソフトですが、アレンジのおかげで音的にはむしろHRらしくなったと思いますよ。遅蒔きながらも聴いて良かった、そしてもっと聴きたい、そう思える秀作です。