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AN ABSENCE OF FAITH / MORTAL SIN
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90年代の半ばに3rdアルバムを出したきり、長らく音信が途絶えていたオーストラリア出身の5人組スラッシャーが
再結成を果たし、'07年に発表した4thアルバム。(その前に復活ライブ盤も出している筈)
MORTAL SINの音源を聴くのは、2nd『FACE OF DESPAIR』以来、実に久し振りなのだけど、肉厚な
サウンド・プロダクションといい、逞しさを増したVoといい、モタリ具合の改善されたパワフルな楽器陣の演奏といい、
嘗ての「線の細いMETALLICAフォロワー」とのイメージを覆すビルドアップぶりには、良い意味で驚かされた。
複雑さを排してシンプルにまとめられた曲展開は今風だし、スラッシーな疾走感もそれ程ではないが
(勿論、速い曲もちゃんと収録されてる)、元々、スピードでガンガン押しまくるタイプのバンドではなかったので、
落胆するには当たらない。何より、リフにソロにと大活躍のツインGの存在感が、その穴を埋めて大いに余りある。
特に、キャッチーでアグレッシブなOPリフだけでガッチリ掴まれる②や、徐々に速度を上げながら盛り上がっていく
8分以上に及ぶ大作③、へヴィ且つメランコリックな④、そして本編のハイライトと言うべき、勇壮な疾走チューン⑤
といった、ツインGの良い仕事がキラリと光る楽曲が並ぶ、アルバム前半のテンションの高さは半端じゃない。
歌唱力の向上に反比例してフックが弱まってしまったVoの歌メロと、本編後半に決め曲が欠ける点が
惜しまれるが、ともあれ、ファンなら必須のニュー・アルバムには違いない。
火薬バカ一代 2007年12月12日(水)20時56分

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