TOPページ(新形式)に戻るTOPページ(旧形式)に戻るLUNAR AURORAのページに戻る
CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。


(旧形式-更新停止)
ARS MORIENDI / LUNAR AURORA
このCDをamazonで探すstyle=border:none

2001年発表の4th。
アルバムタイトルは「The Art of Dying」の意。
1stではクオリティの高い、割とオーソドックスなシンフォニックブラックを聴かせてくれた
彼等ですが、キーの使い方といいバンドサウンドといい特に音響面でレベルアップしてますね。

使われているキーボードの音色も単にスペイシーでメロディアスなものだけではなく、
宇宙線を照射されるようなノイズっぽい音や、暗闇の中に金属音が響くような音なども
使われており、どこか一般的なシンフォ系のバンドとは一線を画しているように思います。
スペイシーな音色の方も、パートによっては質量感を感じられるような音使いも見られ、
空間的な演出の上手さが光ってます。

また、ギターの音がちょっとフレーズは聴き取り辛いですが、ディストーションの音が実に
雰囲気があって心地良く、それが前述のキーボードと合わさって邪悪な音世界を構築してます。
こうした音響面での巧みさ以外にも、豪速ブラストなどに見られる確かな演奏力も素晴らしい。
曲構成もドラマティックだし、本当に良いバンドですよ…。

ちなみに、今年リマスター&ギターを一部追加録音したバージョンがSupernal Musicから
再発されました。私は旧盤(Ars Metalli盤)を持ってるのに買ってしまったんですが…
全体的に音に厚みが出ているのに加えて、ギターのちょっとしたトレモロなどが聴き取り
やすくなってますね。それでいてギターの歪みの心地良さは失われていません。
買って良かったと思います。シンフォニック・ブラック好きなら必聴のアルバムです。
Usher-to-the-ETHER 2007年12月16日(日)21時34分

再発盤を入手しました。
オリジナル盤を持っていないのでどの程度違うのかは判断できませんが、ギターを重ね録りし直しているみたいです。これにより、Usherさんが仰っているように音が厚くなっているようですね。また、やはりブラックの醍醐味の一つであるトレモロがよく聴こえるのは嬉しいですし。
このバンド、実は以前からずっと目を付けていたんですが、金銭的な(汗)ことや、色々他にも欲しいものがあったので、ようやくといった感じです。

で、内容はと言いますと、本当にもっと早く入手すべき・・・というか、このバンドに手を出すべき(^^;)だったと言わざるを得ないぐらい素晴らしいものでした。
音質は全体的に篭もっているというか霧がかった感じですが、ヴォーカルにしろギターにしろドラム(金物が結構よく聴こえます。)にしろ、そんなに埋もれている感じは無く良質です。そこに様々な音色を自在に使い分けるキーが一体となって押し寄せる音像なのですが、これが非常に神秘的であったり不安を煽るようであったりと演出が見事。
ヴォーカルも若干エフェクト掛かった感じですが、鋭い絶叫や低い唸り声、不気味な語りなど、かなりイーヴルで素晴らしいです。
初期のLIMBONIC ARTが、かなり凶悪に進化したような感じかもしれませんね。

それにしても、シンフォニック・ブラックでここまで黒く邪悪なものは初めて聴いたような気がします。ですが、上にも書いた通りどこか神秘的な雰囲気の漂う楽曲はこのバンドの類稀なるセンスの現われだなと感じました。ちなみにジャケットのアートワークなども素晴らしいです。

あー、ホント良いバンドだ!!新作のところでUsherさんが魔性と表現していますけど、このバンドのためにある言葉ですなっ!!(言い過ぎかな。)

たまねぎ 2008年1月27日(日)1時28分

意見を書きこむ

意見内容

新規 修正(名前登録済の方のみ可能)
ボタンは一度だけ押してちょっと待ってね!