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BAKLENGS MOT STUPET / FORGOTTEN WOODS
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2003年発表の3枚組み音源集。

ディスク一枚目が94年発表の1st「As the Wolves Gather」、二枚目が95年発表のEP
「Sjel av Natten」、三枚目が96年発表の2nd「The Curse of Mankind」という内容。
二枚目にはEPの音源の他にも、メンバーの別バンドのJOYLESSの音源が3曲と、2ndの
LP盤にのみ収録されていた曲がボーナスとして収録されています。

このバンドは、DISK UNIONの小冊子や国内外のレビューでも、BURZUMと並んで鬱系の
ブラックの始祖的存在として後続へも強い影響を与えているという事ですが…。
確かに、BURZUMと似ている音楽性ですね。それもアンビエント志向になってからの
BURZUMではなく、「Key to the Gate」や「Lost Wisdom」辺りのロック/メタル寄りの
路線を継承している感じだと思います。パートによっては、近年のENSLAVEDをチープに
したような雰囲気も感じられるかも。

BURZUMのあの路線の曲と比較すると、こっちの方が10分越えの曲も少なくなく大作主義
だったり、音質は更にチープで軽く、リフの音圧の無さの割にドラムが響きすぎだったり
よりマニアックな印象。ただ、BURZUMと比較されるだけあって、メランコリックなメロディの
センスは抜群に良いです。上で例に挙げたBURZUMの曲が好きならツボにはまる事間違いなしの
心地良い鬱を誘発するメロディのお陰で、長い作風も意外と聴けてしまうと思います。

でもヴォーカル…これもBURZUMが比較対象に挙げられそうな高音絶叫で、その事自体は
いいんですが…ヴォーカルが叫ぶと必ず「ヒャァアアーー!!(ヒャァアアーー!!)」とか
「カモン!!(カモン!!)」「ウッ(ウッ)」みたいに山彦が響くような音響処理が施されて
いるのがかなり不満…なんか、どうしても滑稽に聴こえてしまうんですよね…。
このヴォーカル処理と音の小ささは何とかして欲しかったですね。

ちなみに、ボーナスで聴けるJOYLESSは、まだ女性ヴォーカル加入前でほぼ他のFxWxの音源と
同じ路線。ハードコアっぽいノリがあったりサイケデリックなパートがあったりしますが、
他の曲が気に入ればこっちも気に入ると思います。前述のVoのエコーが無いのも良いです。

ちょっと値段は張りますが、3枚組み3時間以上収録で盛り沢山な音源集です。
BURZUM好きなら押さえておいて損はないかと思います。
Usher-to-the-ETHER 2007年12月23日(日)0時30分

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