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INFLUENCE / LITTLE CAESAR
ゲフィンというメジャーレーベル下では、この2作目で打ち止めとなってしまいます。
前作がオープンかつドライなアメリカンロック色だったのに対し、こちらはもう少しタイトというか、広がりを抑えてリジッドになった感じです。確か、当時のバーンとかのインタビューでも、トラック数を少なくシンプルに仕上げたとかコメントがあったように記憶しています。したがって、同じバンドとは言え、雰囲気は異なるので好みが分かれるかもしれません(事実、私も一聴したときは違和感ありました)が、聴き込むと前作に劣らない魅力にハマります。
バラードの良さも相変わらずで、A面(敢えて言う)のBallad of Johnny、B面のRidin' on、いずれも佳作だと思います。彼ら自身、ハーレーに乗るバイク好きらしいですが、Ridin' onは、バイク事故で死んだ仲間を偲んで歌ったものらしいです。この曲は、メジャーデビュー前から歌っていた曲のようですが、やはりメジャーになって、アレンジや歌い回し、熟成されているように感じます。
ロン・ヤングの歌唱も相変わらずですが、もう一つ、彼の魅力は歌詞にあると思います。ライム(rhyme)、いわゆる韻を踏んだ(今どきの日本のヒップホップの兄ちゃんもわざとらしいけどやっていますよね)詩作りをかなり丁寧にやっています。