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THE NEXT ROOM / MORDRED
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前2作では楽曲の彩りに過ぎなかった、ラップ/ファンク/ヒップホップ色が更に増大。また、ウネリまくるOPナンバー①に
代表されるように、PANTERA型へヴィ・ロックから多大な影響を受けたと思しき本編からは、一切のスピード・チューンが
排除され・・・と、オールド・スラッシャーの落胆を誘う内容に仕上がった、'94年発表の3rdアルバム。
ところが、それから時代が一回りして、もっと過激な音楽が巷に氾濫する現在、改めて本作を聴き直してみると、
これが案外悪くない。というか、結構良くないか?これ。
①はやっぱりツマンナイ曲だし、実験色(?)が強過ぎてピンと来ない曲も多いが、重厚且つ歯切れ良く刻まれるGリフと、
こしの強いリズム隊の組み合わせが生み出す、切迫した緊張感にグイグイと引き込まれる②⑩のカッコ良さは流石だし、
何より、メロウでリズミックな③、70年代風ハードロックの④、ムーディなバラード⑥、物憂げな⑩といった、
哀メロ・ナンバーの数々が素晴しいったらありゃしない。特に、線は細いが「泣き」を感じさせる声質が魅力的な
Voの歌唱と、Gが紡ぎ出す、マイケル・シェンカーばりに「ため」の効いた泣きのGソロをフィーチュアした④は白眉。
正直、スピード命!なスラッシャーにはとても薦められたモノではないが、前2作でMORDREDが披露した独特のメロディ・センスに
感じるものがあった人なら、トライしてみる価値は大いにある1枚。微妙な評価のアルバムゆえ、中古盤もめちゃ安いしね。
火薬バカ一代 2008年1月9日(水)22時28分

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