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'86年に制作されながらも、日の目を見ることなくお蔵入りしてしまった、SANTERS幻の4thアルバム。
しかし、その理由が「出来の悪さ」故でない事は一聴瞭然で、今ひとつ求心力に乏しい①こそ掴みとしては弱いものの、
②以降は、如何にもSANTERSらしい、フック満載のメロディアス・ロック・チューンが数多く並ぶので安心されたし。
80年代的なモダンさが強調されたサウンド・プロダクションといい、ブルージーな泣きや劇的さを控えめに、あっさりスッキリ
お洒落にまとめられた楽曲といい、Keyを前面に押し出したアレンジといい、かなり産業ロック的なポップ化が進行した作風ながらも、
相変わらずキャッチーで、哀愁を帯びたメロディの魅力には全く鈍りがないため、それも大きな弱点にはなっていない。
特に、本編のハイライトと言うべき、シャープな哀メロ・チューン②、ポップ且つ爽やかに駆け抜けていく⑦、
物悲しさ漂う都会的なバラード⑩といった楽曲は、このアルバムならではの魅力に名曲に仕上がっている。
尚、本作は長らく未発表の状態が続いていたが(⑧のみリック・サンターズのソロ・アルバムに収録されている)、
ロック系カタログのCD化大国として、ブイブイ言わせてた頃の90年代末期の日本でSANTERSのBOXセットが発売された際、
ボーナスCDとしてそこに収録され、ようやく日の目を見る事となったのだった。BOXセットは現在では廃盤ながら、
中古屋では比較的よく見かける(しかも安価)ので、未聴の方は是非ゲットを。
火薬バカ一代 2008年1月18日(金)22時31分

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