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SCORN DEFEAT / SIGH
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1stアルバム
思ったより良かった、特にダントツにKey。あとは平凡。

・x・ 2008年1月25日(金)7時52分

悪名高き悪魔崇拝団体「INNNER CIRCLE」の首領、MAYHEMのユーロニモスが主催するDEATHLIKE SILENCE PRODUCTIONと
契約を交わす等、海外にも広く名前の知られる東京出身のトリオ・ブラック・メタラーSIGNが、'93年に発表した1stアルバム。
尚、同年にユーロニモスが刺殺されてしまった為、本作はその後を引き継いだVOICES OF WONDER RECORDSから
リリースされていて、裏ジャケには「TO THE MEMORY OF EURONYMOUS」との献辞も見られる。
自分がSIGNの音に触れたのは、2nd『INFIDEL ART』が最初だったが、その時に感銘を受けた、このバンドならではの
特異な個性は、本作の時点で既に立派に確立済み。ブラック・メタル然とした、ドス黒く禍々しいアグレッションに
満ち溢れた楽曲に、美しくドラマティックだが、どこか不安感を煽るメロディや、流麗且つ荘厳なKeyの音色が絡みつく
サウンド・スタイルは、'93年という発表時期を考えると、かなり(というか相当に)革新的。
特に、寒々しく荒涼とした雰囲気漂うスロー・パートに始まり、途中、アバンギャルドな展開を見せたかと思えば、
ラストはヴァイキング・メタルばりに劇的に盛り上がって幕を閉じる①に、SLAYERを彷彿とさせる激走っぷりの序盤、
不協和音チックなアコギとオーケストレーションが、不気味な美しさを演出する中盤、そして両者が一丸となって
怒涛の如く突進する終盤から構成される②といった、インパクト十分の名曲を擁する、アルバム前半「SIDE REVENGE」の
クオリティには凄まじいものがある。(ちなみに後半は「SIDE VIOLENCE」)
後の作品に比べると、まだ荒削りで冗長な部分も目に付くものの、1stアルバムとしては申し分ないインパクトと完成度を備えた1枚。
火薬バカ一代 2008年2月12日(火)21時35分

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