CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
DEN SVARTA VANDANS GENEALOGI / AVSOLUTIZED...
2008年の5曲入りミニ。
SE的な曲が2曲とSetherialのカバーが1曲入ってるので
純粋なオリジナル曲は実質2曲です。
で、内容なんですがArkha Sva以上にVoがすごいことになってます。
低音グロウルからブラック的な中音がなり、ソプラノスクリームまで
多種多様な声が聴けます。
でもそんなVoが浮きすぎで、なんだか曲から乖離してしまってます。
歌ではなくって、いろいろな声での呻きが収録されているみたいな印象を受けました。
あと、曲が長めなんですがあんまり面白くないです。
ミニマルとはまた違うつまらなさ。
Arkha Svaと比べると大分劣るかなって感じでした。
Arkha Svaがフレンチブラックを目指したすれば、これはスウェディッシュブラック寄りです。元々Arkha Svaはスウェーデン産と称していたことを考えれば、このサウンドも表現したかった音なんじゃないでしょうか。
drが打ち込みですが高品質でキレがあり、これをカッコいいと思う人もいれば、ブラック的でないと思う人もいると思います。ミドルテンポ多目ですが、2バスやブラストが入るとこは速いです。
どちらかというと僕はArkha Svaの方が好きですが、Arkha Svaより好みという方もちらほら見掛けます。
音質もかなりクリアなので、作風と併せて幅広いメタルファンにアピールできる作品と言えなくもないが、値段はもう少し安くてもいいと思う。
日本産ブラックメタルの2008年MCD
VoはArkha Svaと同じ人です。
メロディアスな楽曲が目立ち、それにあのArkha Svaスタイルの鬼Voが乗る。
そのVoですが、ここでもまた凄いことになっています。
だけどそのVoに頼りすぎちゃっているというような感じがするのが良くないところかも。
ドラムが打ち込みだけあって、Arkha Svaには見られなかったようなブラストや疾走がヤバイ、と言っても一部だけですが。
けど個人的にはそのブラスト+あのVoはかなりツボでした。
新鮮さが感じられたという感じがしましたね。
ギターには所々涙腺を刺激するような美しいメロディーも聴くことが出来ます。
楽曲は先述した通り随分メロディアスです。
そして疾走パート以外はモダンで展開が多い。
しかしその展開が支離滅裂になってしまっているところが少し残念なところ。
個人的にはArkha Svaの方が好きですが、これはちょっとArkha Svaの1stには程遠いという感じがします。
と言ってもやはり好き嫌いの域だと思うのでArkha Sva好きはマストだと思います。