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OSIRIS-TYPHON UNMASKED / ALGHAZANTH
3ndアルバム。02年作。日本版あり。
とりあえず暴虐疾走。
有無を言わさず暴虐疾走。
卒倒しようが暴虐疾走。
このアルバムは、まさにそんな感じである。
エジプト神話をモチーフにしたコンセプトアルバムで、さながら本物のような雰囲気は醸し出ているものの、やはり全て疾走暴虐による表現一筋である。
全曲暴虐疾走しているので、聴いてる側としてはとても疲れる。
愛想の悪さで減点。しかしやはり表現力はピカイチで、センスや構成力はなかなか。
オープニングチューン「The Circle of Six」では巧くキーボードを使い、独特の流れるようなメロディで悶絶っぷりを披露してくれる。
もう少し聞き手のことを考えてくれていたら、これはとんでもない一枚になっていたことは間違いないであろう。
なお、日本版ボーナストラックでかの有名なMEGADEATHの「Iconoblast & Symphony of Destruction」をカヴァーしており、面白みもあったりする。
アノレクとか聞く人にはオススメかも。
一級品の疾走力を持つシンフォニック・ブラック。とにかく凄まじい疾走感で、ブラストが異様なまでに速い。個人的には①と②が非常に好みである。ただ暴虐的で速いというだけでなく、キーボードの使い方が巧みで拘りのある感じで、荘厳であり神秘的なメロディーを聴かせてくれる。
ブラックメタルにカテゴライズされてますが音だけならほぼメロデスです。
ブラスト多様しているのでああブラックかなと思う程度。
よって非常に聴きやすいです。かと言って全然軟派でもない。むしろ硬派。
とにかくシンフォニック過ぎるシンセの味付けに感動。
個人的にパンチ不足な気がします。
陰湿で冷たい2ND、美しさとマイルドな陰鬱さが絶妙バランスを誇る4TH、壮大且つブラックらしい5THと比べるとちょっと・・・って感じです。
ギターとKeyだけを聴くと若干ブラックっぽくはないような気がしたり・・・