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ELECTRIFY / PARADOX
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前回の復活から相当時間が経っていたのでもう新譜を聴く事はないと思っていたが、やってくれましたね。
某輸入盤屋のタタキに、“HERECYを超えた!"とか書いてあったので、“なんだそりゃ"と思って
聞き流して購入。しかし!これがあながちタタキは嘘ではない、と言いたい位の出来で現在ヘヴィローテーション中。
前作はリズム隊がSIEGES EVEN組だったが今回はメンバーチェンジ。彼等の経歴にあるバンドは未聴だが、前作より
バンドにマッチしているような。#1、#5、#7、#10といった直球スラッシュナンバーに加え、ドラマティックな#4、
#2〜3の流れ、ここぞ!という曲順でバラード#9等、捨て曲なし。このバンド、個人的には今までは曲のクオリティに
バラつきがあるタイプのバンド、っていう印象だったのだが、今回は一気に聴ける。今まで数々の“スラッシュ復活組"を聴いてきたが、
ここまで往時と同じカタルシスを味わったのは初めてかも。80年代に聴いたとしても間違いなく愛聴盤になっていただろう。
これからも頑張ってアルバムをリリースして欲しい。
HIDETOYO 2008年3月2日(日)20時30分

7年間彼らの作品を待っていた。待ちに待った、という感じがある。
予想通り、というか予想を遙かに上回る出来に興奮している。
スラッシュメタルのイメージを遙かに逸脱するドラマチックさ。
前作、前々作すら霞む完成度。最高傑作ではないのか、これ?
ジャケット通り、サイバーパンクというかSF的スペーシーさを
含んでるのが個人的に評価高い。演奏も強靱そのもので、音質も
素晴らしい。メタルファンを喜ばせるこだわりを細部まで感じられ
るアルバム。80年型と片づけるにはあまりに惜しい、実に
現代的なメタル作品かと。今年これを超える作品が出るのか?
cri0841 2008年4月25日(金)21時18分

数々の困難を乗り越えて、ジャーマン・スラッシュ・メタルの雄PARADOXが、前作から実に8年振りに発表した、待望の4thアルバム。
家族との度重なる死別や、自身も大病を患って病床に伏せるなど、バンドのリーダー、チャーリー・シュタインハウアーを
襲った不幸の連鎖を思えば、「長いこと待たせやがって」なんて台詞は間違っても出てこないが、
しかし本作が、長いこと待たされた甲斐のある、優れた内容に仕上がっているのも、また事実。
ザクザクと荒々しくシュレッドされる勇猛なGリフ、怒涛の突進力、憂いに満ちたメロディを歌う雄々しいVo、
そしてドラマティックなツイン・リードG・・・と、PARADOXというバンドの魅力の粋を結集したかのような名曲①だけでも
完璧に心を鷲掴みにされてしまうが、それ以降も、“HIGHPERSPEED "のタイトルに偽りなしの高速疾走曲⑤や、これまた本編ラストを
激烈に締め括る、パワー/スピード/メロディの三拍子揃ったアルバム表題曲⑩といった楽曲に代表されるように、80年代の彼らの
美点をしっかりと受け継ぎ、尚且つ現代的にアップデートされた劇的なパワー/スラッシュ・メタル・チューンが目白押し。
ただ今回は、チャーリー・スタインハウアーの溜まりに溜まったフラストレーションが一気に噴出したのか、
その作風はかなりアグレッシブ。例えば、前3作で見られた、アコギを用いて「静」の美しさを演出するようなパートは
殆ど見当たらず、頭からケツまでひたすらスピーディ且つヘヴィに押しまくる。
まぁそうは言っても、NWOBHMを思わせる、暗く湿ったメロディの魅力に鈍りがない事は、正統派へヴィ・メタリックな⑥や、
PARADOXなりのバラードと言えそうな、ヘヴィでメロウな⑨を聴けば明らかなのだが。
楽曲のクオリティといい、曲間を切り詰め、全編を流麗に展開させていくドラマティックな構成といい、
まさに期待に違わぬ力作に仕上がった本作。あとは来日公演あるのみ!
火薬バカ一代 2008年5月5日(月)1時6分

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