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BAD RELIGION / BRAZEN ABBOT
ニコロ・コツェフ率いるプロジェクトの第三弾メンバーは前作と同じです
相変わらず正統派HM/HRの世界を追求していてファンには実に心強い存在となっています。1997年という時代背景もありヘヴィでダークな世界観も上手く取り入れ過去のノスタルジーで終わっていないのも流石である、ギターオリエテッドな作風ながらも唄を聴かせる事を忘れていないアレンジが素晴らしいし随所に登場するバイオリンの音色も見逃せない、彼のコンポーザーとしての才能を遺憾なく発揮されたと思われる今作は名盤と呼ぶに相応しい内容を誇り隙のない楽曲がひしめいている。三人のシンガーにそれぞれ同タイプの唄を歌わせた事が激しいプライドのぶつかり合いを感じさせていて皆が個性を際立たせた存在感を漂わせている、ここまでハードなジョーの歌唱は他で聴いたことが無いし、ヨランのエモーショナルかつディープな味わいのある歌が聴けるだけでも充分に名盤と呼ぶに恥じないパフォーマンスを魅せてくれる