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DIRT / ALICE IN CHAINS
このアルバムなしだと、AICは語れないでしょう。
Them Bones, Rooster, Down In A Hole, Would?が、お勧め!
アリス・イン・チェインズを語る上でも、モダンへヴィネスを語る上でも、これは絶対はずせない(と思う)。僕は、3rdよりもこっちのほうが好き。とりあえず聴いて!
あ〜あ、レインを救ってやることはできなかったのかなあ?
皆さん、どんなにつらいことがあっても、ドラッグだけはいけません!
最強、最狂でしょう(速さとか、演奏を超えた、精神的な面で)。レインの残した大きな遺産の一部分
初めて聞いたときは,あまりの暗さにひいてしまったが,じわじわとはまっていきました。
非常に癖になります。個性があって最高。
世を拗ねてるというか、世の中斜めに見ている厭世的なところが、このバンドの大好きな部分です。最初聴き始め頃は「威圧系」だったんですが、聴き込むうちに「癒し系」になりました。
R.I.P.レイン・・・。
優れたミュージシャンが残した優れた作品。
彼らを聴いてビートルズも狂気もほとんど感じなかったし、
呪術的だとも思わなかったのは後追いだから?
確かに不気味に揺らいだり破滅的なグルーヴに身を任せたりするけど
RAMONESやシンディ・ローパーのようなナイーヴで瑞々しいメロディが
ザリザリに錆びた鉈のような破壊的なリフの奥からあちこちで聞えて、
「人間(若い世代?)の有り様って案外変わらないなぁ」と思った次第。
“威圧"や“排他"よりも、きっと彼らは“共感"に親和的だったんじゃないかなぁ。
麻薬という緩慢な自殺を選択したのも、その点の齟齬が原因だったんじゃないかと思う。
…ただの無意味な印象論だが。
アリス・イン・チェインズの最高傑作。
3rdよりも1st、1stよりも2ndです。
彼等を知ったのはつい最近のことで、古くからのファンの人達の言う「呪縛的な〜」とかはあまり感じませんでした。僕は「音」的な暗さよりも「内面」的な暗さをより感じました。音的に暗いバンドはホント腐るほどいるけど、どのバンドもアリス・イン・チェインズの暗さには到底届かない気がします。
そういえば音楽性は違えどもTOOLを聴いた時と同じ感覚がしました。
うねうねどんよりしたグルーヴに身をゆだねて、耽美的なメロディと不気味でキャッチーなコーラスに浸っていると、気持ちのいい酩酊状態に入り込めてなかなか楽しいです。リフはあくまでザクザクした触感で、適度に刺激してくれていいですね。
激烈な叫びが聴けるわけでもなく、疾走もしないので、そういった過激さを求める人には物足りないでしょうが、ダウナーで精神に来る重さや、暗くてメロディアスな曲が好きな人にはお薦め。変態的で少し怖いのを聴きたい人もどうぞ。ドゥームやゴシックが好きな人にはそんなに抵抗なく聴けると思います。BLACK SABBATH好きはもちろん、実はけっこうIRON MAIDENのゆっくりめの曲が好きな人もいけそう。(6)「JUNK HEAD」のギターのフレーズなんかそれっぽい。そういえば少し声質も似てるかも?
ひきずるような重たいリフ、絶望感溢れる大揺れヴォーカル、スロー〜ミディアムテンポの陰鬱で暗くて、暗闇に引きずり込まれそうなサウンド。どれをとっても素晴らしいアルバム。
聴けば聴くほど麻薬のようにドップリ浸かって、抜け出せなくなる。
生きるのがイヤになった時に聴くといい。違う世界に連れて行ってくれるかも。
ALICE IN CHAINSの最高傑作であり、90年代の名盤の1つであることは間違いない。
柿ピーみたいなアルバムですなこれは!^^
僕はかっぱえびせん的だと思う。いずれにせよ、やめられないとまらないってこと。
piro 2003年10月19日(日)16時14分
ずるずると陰鬱に引き摺るというのはこうするのだ、というお手本のようなアルバム。
バッキングだけ聴いてるとサイケなところはあるものの結構エネルギッシュなSABBATHの流れを汲むHR/HM。
これをここまで個性的にしてしまうレインの歌の持つ魅力(魔力?)はでかい。
このアルバムをきっかけに真似っ子する連中がたくさんでてきたなあ。
名盤です。
体がヘトヘトに疲れている時、部屋を真っ暗にして聴くと最高に気持ちがイイ。だんだん体が痺れてきて、アルバムのジャケットのように体がどんどん地面に吸い寄せられていくような不思議な感覚になる。真っ昼間、それも天気のいい日に聴いてもあまり効果がない。個人的には、このアルバムは夜専用である。最近体が疲れているという方にとっては、最高のセラピー音楽である。部屋を真っ暗にして聴いていただきたい。ぐっすり眠れること請け合いである。
グレートJ 2004年1月19日(月)23時28分
確かに暗めな音世界だけど、かなり音作りのほうはポップだし、結構聴きやすいHR/HMアルバムといっても差し支えないと思う。
サード・アルバムは少し入っていきづらいかもしれないですが…
グランジ・バンドの一角として語られることが多いが、もともとはHMバンドだったこともあって、他のバンドと比べるとかなりHR/HM的だし、
HMリスナーの自分にも聴きやすかったアルバム。
アリスのアルバムの中でも一番ヒットしたこともあって、楽曲の充実度、ポップさでは今作が一番良いと思います。
初期BLACK SABBATHにスラッシュメタル的な要素(とはいっても疾走はしない)が少し加味したようなサウンド、レイン・ステイリーの鬱的なヴォーカル、耽美的なメロディが完璧に融合したアルバム。
正直初めてレインのヴォーカルを聴いた時はちょっととっつきにくいなぁ〜と思ったのですが、何度も聴くうちに麻薬のようにハマっていきましたね。
グランジ・バンドの一角として敬遠していた人には是非聞いてほしいアルバム。
もともとの出自がヘヴィメタルだけあって、楽曲にもフックがあるし、ギターも前面に出てきている。
彼らのサウンド独自の「うねり」が身体に心地よい。
個人的にはヴォーカルのレインの手がけた楽曲より、ジェリーの楽曲の方がメロディアスな印象がある。
ゴタゴタの中で発表された次作よりもポップでとっつきやすいと思うし、デビュー・アルバムよりも楽曲の質が向上し、
音も洗練されているので彼らのアルバムの中では今作がベスト。
松坂世代 2004年10月18日(月)17時13分
鬱病にかかれってくらいネガティブな詩とミドルテンポで重量感のあるギターが、ある意味において現実世界から隔離された空間に導かれそうでオリジナリティのある作品。Layne Staley(vocal)の歌は独創的でお経を唱えているような感じなので無我の境地に陥りそうで怖いが一度はまったら抜け出せない魅力があるので一聴を薦める。ちなみにアルバム最後に収録されている「Would?」は映画 『SINGLES』のサントラに提供されておりこれまた普通に終わらない一癖ある楽曲なので注意。
とにかく聴いて欲しい、無性に聴きたくなる時がある。
中毒性がある危険なアルバム。
AICはこのアルバム以外はまったく聴いていない、ベストなんて便利なアルバムもあるが、
AICに限ってはアルバムを聴いてくれー
このアルバムは散々聴きました。
何度でも聴けてしまう後味の良さは絶品。
ゴシックっぽいところもあるが、ハマる人はハマって抜け出せなくなるような中毒性がある。それでも聴かねば。
90年代という狂気と混沌と退廃とドラッグが生み出したモンスター、アリス・イン・チェインズ。その音楽を聴くときは必ずレインの精神性と対峙することを強制される。その意味合いではプリンスのアルバムを聞くときと似ている。常にレインのパーソナルな曲という印象を受けるのだ。自分はウネウネ系はあまり聞かないのだがこれは気に入っている。歌詞世界は人間が隠したい部分を見事に肯定している。狂気を肯定する、これこそロックだけに許された特権のひとつなのかもしれない。奇麗事なんぞ糞喰らえ、ということか。と同時に楽曲事態が優れているのが驚異的である。各曲にオリジナリティーがあり、しかも意外性のあるメロディーが随所に散りばめられている。ダークという色合いという点では90年代のブラック・サバスへの返答という感じがするのだが過度にどんよりすることがなく飽きない。複雑なリズムをこなすリズム隊の力量も凄い。ジェリーはユニークなリフ作りのセンスや紡ぎだすメロディー、エフェクターの使い方が良い。やはり90年代を代表するギタリストである。そして正気と狂気の間を彷徨う20世紀最後の吟遊詩人、レインの歌は神憑りといっていいほど完璧な出来映えである。まるで歌うことでのみ己の存在を証明しているかのような、まさに魂を封じ込めているかのような特別な何かを感じる。インナー裏のメンバー写真で虚ろな目でこちらを見つめる彼の残したメッセージの意味は、遂に謎のままで終わってしまった。Them BonesからRoosterへいきなり引き込まれる圧巻の構成はまさに麻薬的。Would?は90年代のアンセムのひとつ。
このアルバムの「癒し系」説にもう一票。
その意味での癒しとはちょっと違うんだけどさ(笑)、体調悪い時に聴くと
すっごい気持ち良いんだよ、この音。蟻地獄的な圧迫感かな。
ぜひ、体調不良の時に試してみてください。
kuwao 2005年5月16日(月)23時25分
シアトル・サウンド、グランジ勢として90年代の代表だったALICE IN CHAINSの代表作。
今の「歌モノ」ヘヴィロックの連中には間違いなく多大なる影響を与えていると思う。
キャッチーなヴォーカルラインに重苦しいヘヴィリフの応酬とくれば、まさに「ヘヴィロック」だと思う。
逆に70年代HRからの影響も多大でBLACK SABBATHやLED ZEPPELINからの影響を強く感じさせる。
そこがいいんだよ。特に今のHMには無いところを埋め合わせてくれるところ。
ブリッティシュ三大バンドでZEP、SABBATHが好きならはまるはず。
間違いなく90年代のオルタナティブブームの立役者。後進に与えた影響は物凄い。
音的にはキャッチーだけど、精神的な暗さは尋常じゃない。
現代のBLACK SABBATHという評判も納得が行く。
作品的にはレインの声は勿論だが、ジェリーのソングライティング能力が目立っていると思う。
間違いなく90年代を代表する名盤。
80年代後半から90年代のロック・シーンに大きな影響を及ぼしたのは、ニルヴァーナ、パール・ジャム‥シアトル勢に代表されるグランジ・ロック。
それらと時を同じくしてシーンに登場し代表してきたのがアリス・イン・チェインズ、これは彼らの最高傑作とも名高い2nd。初期BLACK SABBATHからのエッセンスを吸収しつつ、陰鬱で暗い雰囲気ながらフォルメを持ったメロディ、曲に厳粛な空気を与えるレイン・ステイリーのヴォーカルにあるカリスマ性こそ融合したアルバムだろう。
たしかに現代のSABBATHとも頷ける。精神的に暗さに、繊細な叙情性も漂わせている。
グランジといって敬遠してましたわ。
たまたま中古で安値で落ちてたんで買ったんですが、こりゃ大当たりだ。
耽美的なメロディに引きずるようなヘヴィなサウンド。
ブラック・サバスを感じるというのも納得だなあ。聞かず嫌いはイカン。
THRAX 2005年9月27日(火)16時26分
どう聴いてもメタルなのに、何故にいまだにグランジ扱いなのでしょう? こんなにポップでカラフル、わかりやすいグランジがあるでしょうか? メディアが勝手に付けたくくりをあまり信用してはいけません、これはメロディアスでグルーヴィな病気系へヴィ・アート・サイケデリック・メタルです。昔かたぎのメタルファンの神経を刺激するかの三悪要素、汚らしい音色、ジメッと煙たい雰囲気、しまりのないリズムのいずれもありませんので、私みたいにNirvana系がまったくダメな人でもぜんぜんOKです。
サイケといってもカテドラルのような地の底で重く這いずるような粘着感はなく、案外キレがいい感じです。なによりドロドロベタベタした感じがないのがうれしい所で、泥沼の中をビチャビチャ跳ね回るのではなく、ムンクの叫び系の歪んだ空間を聴かせます。よくブラックサバスが引き合いに出されますが、この歪んだポップ感とドラッグ系アートな感触はまるで超へヴィになったピンクフロイドといってもいいかもしれません。リズムこそ緩めですが、リフやメロディなど楽曲の基本構造が非常に硬くがっちりしているため、「うねる」というより硬質な物体が「ひずむ」または硬くて重いボールが「弾む」といった方が適当です。どなたかご指摘なされていたように、Iron Maidenのベースとグルーヴが好きな人にはこれはたいへんなじみやすいのでは?
ギターもノイジーな金属残響音を伸ばす感じの音で、耳障りなザクザクしたエッジがほとんど聞こえません。メロディもじつにポップ……いや、メロディというより一音一音の響きが非常に鮮やかで、ポップな感覚があります。どうもこのバンドのソングライターは、天性のポップ耳の持ち主のようで、心理的に非常に耳に残りやすい音の響きを知っているような気がします。他のバンドの音に比べ、一音一音の響きがほとんどどぎついまでに濃密で厚みがあり色彩感に富んでいるのがよくわかります。へヴィな曲も凄いですが、アコースティックの使い方も抜群で雰囲気の作り方が非常に上手いです。音だけで完全に自分たちの空間が作れる稀有なバンドであり、歪み切った空の下、毒々しいまでに美しい花々が咲き乱れる異次元の森で生れたままのアリスと戯れるような病的で芸術的な世界観があります。
極彩色の濁流がゴーゴーと大渦を巻くさなか、渦の中心から聞こえてくるのは酔っ払った坊主が適当にお経を読んでいるような異様な歌声です。メロディアスでキャッチーな歌ですが、いかにも人工着色料たっぷりといった感じで、オレンジジュースの素とか色つきキャンデーのようにものすごく身体に悪いものが一杯入ってそうです。爽快感などというものはひとかけらもありません。聴いてるだけで病気になりそうなサウンドです。本当は死ぬほど暗くて憂鬱なのに、アッパー系のお薬(合法・非合法どちらでも可)のおかげでむりやり明るくされたみたいな悲惨な陽気さが怖いです。故レイン氏は時にやる気なさげに、時に世間に悪態つきつつ、時にゴァラーと恫喝口調でひたすらマントラを唱えていらっしゃいますが、溺れ死ぬ寸前のような力尽きた感じが漂ってくるのがなんとも胸を衝きます。夜中に大音量のヘッドホンで聴き、迷子のアリスを追いかけてあちらの世界へ飛んでいきましょう。
多々にシアトル=グランジというイメージが強いようです。ALICE IN CHAINSを単にグランジという枠にカテゴライズする事で気嫌いするリスナーも多いはずです。私は断言します、ALICE IN CHAINSはリフを主体としメロディーを重視したヘヴィーメタルです(主観ですがBLACK SABBATHを襲踏したSIMON&GARFUNKEK)特にこのDIRTはALICE IN CHAINS(レイン他界(V)&カントレル(V&G)の才能が開花した良い意味でバラエティーにとんだ作品です。ぜひ、これからALICE IN CHAINSを聴こうと思う方BEST ALBUMより、この2ndがオススメです。
レインの声、メロディはこの頃が純粋に一番カッコよい。
皆さんの言うように当時のグランジ勢の中でも一番メタル的な音、と言うかメタルですね、勝手にジャンル作っちゃえばシアトルメタル。
「グランジ」って言葉に躊躇してる人も敬遠しないで聴いてほしいな。
個人的には3rd程のダウナー感も陰鬱さも感じないけどやっぱりどんなバンドとも似つかない「淀み」ってモンを感じま、で何気にメロディが叙情的だしね。
時々変拍子も飛び出したりして普通に聴く分にもこのアルバムはオモロイ。
90'sヘヴィロックファンもしくはグランジ小僧ならモチのロン、メタルファンもそれ以外も必聴。
余談、AICはグランジ勢じゃMelvinsの次に好きですので個人的に再結成の報せは嬉しいところです。
★ オレ的世界遺産(ロック部門)認定No.070 ★
Earth"2"と同じシアトル産だと思うと納得がいく。。。
当時、複雑でテクニカルなものがカッコいいと思っていた私に、ガツンと一発衝撃を与えてくれた一枚。
シンプルな曲の中に加えられる、ちょっとしたスパイスが、こんなにもカッコいいのかと教えてくれました。
ギターの音がメタルなので、他のグランジ系のバンドよりもとっつき易かったです。
彼等の2ndですな。
1stより良いかな?
サバス度も高いし・・・