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CHAOS IS MY NAME / KHLYST
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2006年発表の1st。
メンバー3人のうち2人がKHANATEに在籍、もう一人もSUNN O)))に参加した
経歴を持っていることから期待される通りのドローン/ダークアンビエント。

ドローンパートは引き摺るというよりも引き絞るという方が正しいような独特の歪みの
ギターにより、ぶっ壊れた機械がランダムで音階を発しているような奇妙なメロディを
奏でた上に、Runhildの発狂ヴォーカルが乗るスタイル。KHANATEの日本盤ボーナス
ディスクに付いていたインプロヴィゼーションを更に発展させたような作風と言えるかも。

Runnhildのヴォーカルは、ブラック的な高音絶叫ですが声をひっくり返したり喘いだり
狂気の表現はかなり巧み。女性である事を上手く活かした表現力があると思います。
っていうか、この声…御伽噺に出てくる鬼婆とか夜叉とかそのもののイメージなんですが(笑)
LEVIATHANの2ndのジャケの怪物が歌ってそう。人肉とか好きそう。

ダークアンビエントパートは、真夜中に廃寺の境内で瞑想をしているかのような、物陰に
明らかに何かが潜んでいそうな気配があって、普通の人なら一発で引きそうなくらい
不気味な雰囲気が濃いです。やっぱりKHANATEのメンバーが絡んでいるだけあって、
音の広がりは気持ち良い。この気持ち悪い雰囲気が心地良く感じられるんですよね。

ただ、内容自体は良いんですが、演奏時間36分は短すぎると思う…1曲目なんか
始まったと思ったらすぐ終わっちゃうし。もう少し長くても良かったと思います。
ドローンにしろダークアンビエントにしろ、どこか妖怪的な雰囲気が感じられる作品。
ドローンパートは妖怪が実際に妖怪が出てきた感じ、アンビエントパートは物陰に
潜んでいる感じである意味「妖怪へヴィメタル」です(笑)。

という訳で、陰陽座好きにもお勧め…とか書いたら、誰か真に受けて買ってくれるかな(笑)
ぶっちゃけ、ジャンルは違えど最近の陰陽座よりもよっぽど異形で妖怪的だと思う…
Usher-to-the-ETHER 2008年5月14日(水)19時17分

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