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IN THE MIDST OF BEAUTY / M. S. G.
これは期待通り、というか、期待を大きく上回る出来だ。
全12曲、どれも本当に甲乙つけがたい。
そういうベストな楽曲の中にあって、#5,#6,#10という必殺の
キラーチューンもしっかり収められている。
全体的にはマイナーキーのナンバー主体であるが、#4,#12という
メジャーキーも良いアクセントになっている。
とにかく全編、ギターとボーカルのバトルが凄まじい。
まさに火花が散るようなバトルが繰り広げられている。
シェンカーは水を得た魚のように弾きまくり、ゲイリーは
今が一番脂が乗り切っていると思わせるような、ディープな
ヴォイスを終始聴かせてくれる。
そして単なるバトルに終わらずに、1曲1曲が非常に練りこまれて
おり、曲単体としての完成度が異常なまでに高い。
そのボーカルとギターを支えるバック陣も、大物アーティストだけ
あって完璧だ。
そして、更にマイケルヴォスのアレンジ力も見逃せない。
SILVER,ゲイリーのソロで開花した楽曲センスが、シェンカーの
神ががり的なギターワークで、それこそ神の領域に入ったのでは
ないかと思わせるような仕上がりになっている。
言うなれば、あまりに贅沢な作品である。
本年、ホワイトスネイク、デフレパードと、さすがはベテラン
と唸らせる完璧なハードロックアルバムをリリースしたが、
このMSGの新作も全くスキがない完璧な作品である。
この3バンドの新作は本当にどれも甲乙つけがたい。
今のところ、どれも99点だ。
2008年は、ハードロックの歴史的名盤が数多くリリースされた
まさに歴史的な年になるだろう。
まだ5月である。この先何が起きるか分からない。
これほど充実した年は、過去振り返ってもないかもしれない。
NWOBHMから90年までのハードロック充実期を走馬灯のように
凝縮した年になりそうだ。
聴く側の年代によっての思い入れの差が激しいだろう評価の難しいアルバム。
唯、マイケルのギターは相変わらず神懸かり的で素晴らしい。
歌メロがちょっとレトロかと思うけど、それが神のギターに一番マッチすると
いうことを再確認される名盤。
キーが下がったゲーリーのライブでの昔の曲のパフォーマンスが心配だけど、その辺も
らしさと割り切るのが正解かと。
往年のカンが元に戻ってきた感じはする。曲の雰囲気は前作「TALES〜」の流れを汲んでいる気もする。
ただ、かなり大変な2007年を過ごしていたという話をきくにつけ、よくぞ新作発表に漕ぎつけた
という感慨もそこそこ深い。ゲイリーのヴォーカルが抑えめなところがちとモノ足りないが、リズム隊
は鉄壁の布陣であり、安心して身をゆだねることができる、近作の中ではデキの良さを感じます。
すぐれたHRではありますが、御大マイケルのソロは、確かに弾きまくっているものの、80年代以前の
オーラは感じません、手前の場合は. . . 。むしろ、心地良さそうに弾いている図が浮かんできます。
「M.S.G.」の看板を背負っていうよりあくまでも「SCHENKER/BARDEN」というプロジェクトとして、肩肘
はらないリラックスしたムードが支配した作風でもあります。もう少し聴き込んでみたいと思います。
上でも書かれているが、これはMSGというよりも「SCHENKER/BARDEN」といった方がよさそうだ。旧友同士が手を取り合って久しぶりにアルバム1枚作ってみました・・・って感じ。正直、この2人の間にもうちょっとスペシャルなものが生まれると期待していたが、残念ながらそれは感じられなかった。ちょっと期待しすぎたのかもしれないな〜
聴きこむ気持ちになればよいが、今のところ心地よいBGMアルバムなんだな。BARDEN氏の変わらないVoに安堵感は伝わったけどね。
たぶんこの後ツアーをやって高い確率(笑)でライブアルバムも出すんだろうけど・・・また買っちゃうんだろうな〜俺。
私は「アラクノフォビアック」以来、久し振りに買ったMSGのアルバムでした。ゲイリーのヴォーカルは確かに、以前と比べてもキーが下がっているし、全体にサウンドもオフ気味で、オーバーダブも最小限なのかなと感じる。けれど、やはりシェンカーとバーデンの相性はグレイトと思わざるを得ない。とにかく絶対的なメロディが絶品で、ロビン マコーリー以降の様々なヴォーカリストとの組み合わせでは、生まれ得なかったであろう「これだよ!!!!」というものが満載なのである。あの頃に比肩するとは言えないが、90年代以降では間違いなくベストであろう。ドラムスがコージー パウエルだったらとふと夢想してしまったが、それは言うまい。シェンカー・バーデンよ有難う!!!
またいつもの淡々としたアルバムかな・・と思ったら違った!
あきらかに曲が良くなっている。 ハードロックしてる。
完全とは言わないがメロディ感を徐々に取り戻してきたような感じがします。
ここ10年出したアルバムの中では一番の出来。 聴けば聴くほど味が出てきますよ。
やっぱ、ゲイリーの声好きだよ。
前作がイマイチだったので、本作は期待せずに聴きましたが、メロディアスでかなり気に入りました。ゲイリーの歌が上手くなってるし、マイケルは激太りしたせいか、速弾きはあまり、やらなくなりましたが、味のあるギターを聴かせてくれます。やっぱり、マイケルにはゲイリーが良いね。
最初の1曲目を聞いた時、ゲイリーの衰えというか元気のなさにこりゃー売りだなと思いましたが、気付くとお気に入りになっていた。
メロディが印象的なのか、、、名盤とはいえないかも知れないけど地味に気に入りました。ホワスネやデフレパやドッケンの新作より全然印象に残ってる。
マイケルのギターもやっぱいいね〜。ゲイリーの写真もなかなかのイケメンでっせ!
ライキチ 2008年10月30日(木)19時32分
The Unforgiven以来久々にMSGのアルバム買ったのですが、下手と言われようがMSGのボーカルはやっぱりゲイリーですよ! "A Night To Remember"なんかは、聴いてて込み上げてくるものがありますよ。それと"The Cross To Crosses"! HRにハマったきっかけがMSG(限りなき戦い)なのでグラハム時代も含めて1st〜Rock Will Never Dieは別格なんですが、今作はマイケルのギターもその雰囲気ありますよね〜。