CDタイトル↓をクリックするとチェックリストに入ります。
発言者の名前をクリックすると、その人の他のCDレビューが読めます。
(旧形式-更新停止)
NECROTICCISM-DESCANTING THE INSALUBRIOUS / CARCASS
『HEARTWORK』も素晴らしいけどこっちもかなりの名作!この作品の最大の特徴は一曲、一曲がかなり長いこと!いや、武器と言うべきかもしれない
長いぶんかなり変化に富んでる!もちろんソロも非常に素晴らしい!!
1、2、3、4、5、8はまぎれなく名曲だ!
このアルバムからマイケル・アモットが参加し、それまでのおぞましいほどのドログチャなノイジーなこれぞグラインド・コアだと言わんばかりのサウンドに、明らかに変化が生じました。コアな部分を残しつつ、かつどこか物悲しいメロディーが導入されたのです。私の私的な見解ですが、マイケル・アモットとビル・スティアーの双方がお互い刺激を受けて成し得たサウンドであって、今のアーク・エネミーのもつスタイル、メロディーとは異質のものであるような気がします。(違うバンドなので当たり前といえば当たり前なのですが・・・)注目して欲しいのは、ビルの奏でるギターが変化していて、それがまたいいのです。ビデオを見れば、それぞれどちらが弾いているパートかわかります。一度聞き比べてみる事をおすすめします!
マイケル・アモットが入っただけでここまで音が変わるのでしょうか。
ギターの美しい旋律とグラインド・デスの醜い(好きな人ゴメン)部分がこれまたマッチ!まさに美女と野獣的な一枚に仕上がっています。
ここからならメロデス好きな人でも着いていけると思います。
このアルバムからCARCASSが嫌になりだした。それまでの激しさ、凄まじさが全くない。初期のようなあの凄まじさは一体何処に行ってしまったのだろうか。
邦題は有名な「屍体愛好癖」で、帯にも「史上最強のデス・メタルサウンド」などと書いてあるが、実際のサウンドと全く相容れない。
曲はとにかくメロディアスで、テンポは遅い。とても私の趣味にそぐわないのだ。
不満ばかり書いてしまって申し訳ないが、1曲目と「硫酸どろどろ何でも溶かす」などは名曲だ。
発売当時、デスメタルとは"キワモノ"以外の何物でもない、といった蔑みの視線を浴びせられまくっていた。BURRN!誌での酷評にもかかわらず、反骨精神旺盛な僕はジャケットの気持ち悪さに煽られ(?)買った。正に手術室の不吉な冷たさ漂うイントロからして不気味。そして激烈・残虐サウンドで頭から流血した錯覚に陥ってしまった。あの衝撃の体験から、幾年月、巷には10年前とは比較にならぬほどにエクストリームな音が溢れかえっている。そんな今だからこそ本アルバムを聴く。ビルとマイケルの美麗なるギターの応酬に驚かされた。ギターから血が吹き出るとはよく言ったもんだ。血の花が狂おしくも壮絶に咲き乱れるかのような、わけのわからん表現しかできないんですが、残虐さと美的センスが開花した名盤だと僕は思います。因みにジェフのヴォーカルよりも、ビルのねっとりとしたディープなデスヴォイスの方がいいなぁ(フューチュア度は低いけど・・・)。
ボブ・タッツさんに同感!
私も、ビル・スティアのデス・ヴォイスのほうが、いかにもグラインド・コアという感じで好きです。俗に言う、下水道ヴォイス(超低音ヴォイス)ですな!
最近、店長の気まぐれ中古セールで350円で買いました(笑)
前から聴きたかったので見つけたときには脱糞しそうでした(失礼)
曲はというと緩急自在の展開に終始うっとりしまくりで
一曲目は六分弱と長めですが実際聴いてみるとだれることなく最高です!
このアルバムはジャケは気持ち悪いですが中身は本物です。間違いなく買いですよ!
悪趣味なジャケに邦題は「屍体愛好癖」ときたもんだから、聴く奴は変態だが、変態で結構!
懲りまくった曲展開は他のデスメタルにはない、唯一無二のものだと思う。
甘いマスクで低音デスヴォイスを吐き出すビル・スティアって一体…(ホントいい男)。
「屍体に花を咲かせましょう」が何故リストに入っていないんだろう?
リフ自体は秀逸ですが繰り返しが多すぎて曲が少し冗長になっている印象を受けます。
それと一曲ごとに入っているSEは流れを削いでいるだけのように思われました。
こう書くとこのアルバムが良くないかのようですが、
そんなことはなくて、独特の雰囲気を持つ良いアルバムです。
何か癖になる曲が多いように思います。突然「人体ジグソーパズルが聴きたい!」ってなったりします(笑)
これはおすすめです!ジャケットを見てひかないように。
ばかぼちゃ 2003年11月25日(火)17時43分
2年くらい前、生まれて始めて聴いたデスメタルがこれでした。当時すでにマリリンマンソンや
スリップノットを知っていたためデス声にも何の抵抗もなくすんなり入れましたね(笑)。
こういう歌詞やタイトルは個人的に嫌いじゃないです。ってゆうか結構好きかも(笑)。
3rd。CARCASSはコレしか知らないけど、これはコレでよいかも。
全体的にゆったりした感じ。
正にメタル界のギニーピッグ!いや、ネクロマンティックか(笑)
ハートワークもいいけれど、やっぱカーカスといったらこれでしょう!
色物的なジャケットや国内タイトルに騙されることなかれ。
正統派メロデスの佳曲が多く、良いアルバムだと思いますヨ。
1stも良い作品ですけど、私はこれが一番好き。
よーく聞き込まないと良さが滲み出てこないけど良さがわかったら、もう虜(笑)
頭の中でずーっとリフが流れてます(笑)
3rd以降は駄作とか言ってるやつは100回以上聞いたほうがいい。
それでも良さがわからなければカーカス聴く資格ないね。
かなりの驚愕的な作品。
ビル・スティアーとマイケル・アモットの絡み合うギターが素晴らしすぎる。
2ndと4thの中間的な言い方はしたくないが、僕はこのアルバムが一番お気に入り。
こんな独特の世界を持ってるアルバムは他にそうないだろう。
このアルバムは良いです!叙情性と緊迫感が素晴らしい。
1st,2ndは聴きずらく、4th,5thはメジャーすぎる感じ。
ビルとマイケルのギターも良い。ドラムがちょっとモタモタしてる?
1991年発表の3rd。「屍体愛好癖」
やはり驚くのは邦題!歌詞も凄い。
そして、いちいち出てくるアナウンスがちょっとウザい(笑)
それ以外は最高。デスメタルの新たな在り方が完成しつつあります。
決して他のデスバンドのように飛ばすわけでもなく、ブラストビートもかなり減っている。
その遅いことによってさらに不気味で怪しげな作品に仕上がっている。
85点
随分聴き易くなったなあ・・というのが第一印象で、なんとなく寂しい思いをした記憶がある。
楽曲としてマトモ。前作のようなアヴァンギャルドな仕掛けがなくなって、ゴア度は随分落ち着いた。
初期から知る者は少し残念な気分、しかし、前作までがキツイ人にはもってこいの良盤なんじゃないかな、と思う。
マイケルアモットはアークエネミーでがんばっといて欲しいと思った一品・・
なんかちょっとらしさがな〜〜泣
気持ち悪く美しい。なんとも形容しがたい名作だ。少しずつ色々なものに挑戦して
いる進行形のALBUM。これがあって初めてあの名盤が生まれる訳ですよ。
それにしてもCARCASSのALBUMの邦題は凄いなぁ。邦題考えた奴も病んでる。
グチャドロ感はほとんどない。(ジャケや歌詞除く)
リズムチェンジやフックのあるリフ,メロディアスなギターソロで聞かせるタイプの極めてまともな「メタル」。
歌詞やジャケットで引かない限りは正統派メタルファンでも充分,鑑賞に耐えられる代物だと思う。
THRAX 2005年10月5日(水)13時23分
世には次作が名盤として誉れ高いが、それも本作の萌芽があってこそ。
前作までのゴアグラインド一直線から、当時の本流DEATHに合流した感じ。
整合感を重視し、所謂ミュージックとしての体裁を整えた。
ミドル〜ファストの流れが絶品で当時聞きまくった・・・けど今でも傑作。
こんなポップでキャッチーなデスメタルアルバムは他に無い。
現Arch Enemyのマイケル・アモットが加入して製作された3rdアルバム。
彼の影響か、叙情的なメロディが増え、それまでのグラインドコア路線から、正統派のデスメタルへと変貌し、かなり聴きやすくなっているので、初めてCARCASSを聴く人にはオススメです。
ただ、個人的には1st、2ndで感じられたグチャドロ感や、ビル・スティアの下水道ボイスが激減したのは残念・・
1曲ごとに入るSEもウザい。
しゅんぺ〜 2006年3月30日(木)11時34分
1st、2ndを聴いた今となってはちょっといただけないアルバムに感じるようになってしまった
聴く順番て意外と大事だねぇ
でもこれはこれでGOOD
デスとして聴いてないし
マイケル・アモットが加入した事により、1st、2ndから路線変更しメロデス寄りになったカーカスの3rdアルバム。
全体的に曲がながめで、メロディアスな音を取り入れたギターが素晴らしい中期カーカスの作品です。
ブラストの仕様頻度は極端に減り、メロディに重点が置かれた楽曲が散りばめられていて素晴らしいです。
私の子供(1歳)がこのアルバムをかけるとアッというまに落ちます(ねちゃうのね)
睡眠効果抜群!って、いや名盤ですわ
92年発3rd。
Ken Owen(Dr.)作のバラバラ死体のような構成で聴かせる前半から、グラインド/ゴアというより歪で病的な甘美さ持つBill Steer(G.)主導の後半へと流れて行く印象は、そのままこのバンドの変遷・転換点としての記録となっていると思われます。
Michael Amott(G.)主導の⑤「硫酸どろどろなんでも溶かす」もあり、これも名曲でありましょう。
次作「HEARTWORK」と較べると、ヘヴィさ・シリアスさよりもグラインドぽい軽快さ・コミカルな感じがまだあり、歌詞からしてもそうですが、ヘヴィ・メタルとして見れば「何の冗談だ」と言われるアルバムではあります。
私は「HEARTWORK」が、特にBillの作るリフが好きなんで、④「由緒正しき屠殺場」⑥「肉体不協和音」⑦「リゼルジン酸による嘔吐、吐瀉物による洗浄」辺りが好みです。
ちなみに邦題の中では、⑧「若き臨床科医の肖像」が中原昌也の短編のタイトルみたいで良い(グロは別にどうとも思わないんで)。
デスメタル初体験がこのCARCASSの3rdでした。きっかけは、B!誌の前田氏の紹介文、確か“いい人"に関する話だったと記憶しています。
どれほど恐ろしい音楽が出てくるかと、おっかなびっくりだったんですが、意外にSLAYERやSEPULTURAよりキャッチ—だし、メロディがあると思いました。さすがに歌詞世界はSLAYERやSEPULTURAより上の暴虐性がありますが。
デスメタル未体験の人でデスメタルに関心がある人にはこの盤をススメます。
「名曲」とかって言われているのが結構入っているアルバムだと思います。
一作目と二作目が聴きづらいとか言う人はこれを聴くといいと思います。
ビルさんの声とジェフさんの声が半々なのとグラインドっぽさとメロデスっぽさも半々なのでcarcassの中間地点のアルバムになっています。
デス/ゴアから一転メロデス路線になったのが賛否両論の本作。でもメロデスにしたら名盤と言えます。
全般的にゲロゲロな初期作も良いですが、メロディアスなギターにジェフとビルのツインゲロボーカルを乗せるギャップありな本作もなかなか。
マイケルの泣きのギターは期待通りでしたが、ビルがこんな哀愁メロディ持ってたってのは予想外でした。顔カッコよくて哀メロギター奏でてあのゲボ声……凄い人だ。
俺にとってはアクエネやチルボドは「メロディック デス声 メタル」なんだけど、(だからって悪くはないけど)
このアルバムはほんまもんの「メロディックデスメタル」
意味不明な曲展開、旋律なのに聴きやすいってのがやっぱり「デスメタル」なんだなと思う。
このバンドの良さっていうのは、そういう曲調の中で突如現れるメロディアスなリフ・ソロと、リスナーへの配慮なしの不愉快な音作りにあると思う。
遅い?それもこのバンドの一つのステータスですよ。
確かに初期のゴアグラインド路線とはまるで違うけど、だからってクオリティが下がったとは言いきれない。
Carcassにしては曲が少ないなと思ったら、一曲一曲が長かったのね(笑)
今作は確かにゴアグラインド度が大幅に削減されており、その分キャッチーなメロディが増量している。
けれども、アートワークのグロテスクっぷりやリフのカッコよさは相変わらずだし(特に#2のリフ)、聴いてると妙にイラついてくるような感覚は今のメロデスとかブルデスにはない独特なものだ。
初期のカオス感も捨て難いけど、「丸くなった」これも、それなりにいける気がする。
曲単位で言うなら#4がいい。