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COME TO MY KINGDOM / HOUSE OF LORDS
オリジナルメンバーがボーカルのジェイムス・クリスチャンだけになってしまったが、ギターのジミが大活躍していて、最高傑作に仕上がっている。ブルーズの要素は無くなり、メロディアスになっていて、かなり強力盤である。前作も同様なので、本作が気に入ったら是非前作もお勧めします。
キーボードはたっぷりフィーチャーされてるけど大味なイメージがあって少し距離を置いてたんですが、あまり先入観を持たずに聴いてみたら、これはメロディック・ロックの好盤じゃないでしょうか。
メロハー好きには心地よいテンポの曲ばかりで長く愛聴できそうかと。
ヴォーカルはエモーショナルだし、難点はなし。
オーソドックスで安定感あるメロハーが欲しくなったらこのバンドがイイ。
オリジナルメンバーが変われど、House of lordsの看板を背負う限りこの路線を貫いて欲しい。
名作3rdには譲るものの、今の時代にストレートで完成度の高いメロハーをやっているのは嬉しい。
80〜90年代にトップで活躍するバンドの陰に、常にこういう派手さはないものの叙情性の高いバンドが堅実に活動していたが、そんなサウンドを現代に伝えてくれる盤だと思う。
突出した試みがあるワケではなく、今や化石サウンドなんだろうが、ノスタルジーに浸るにはもってこいの好盤。