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DE PRINCIPII EVANGELIKUM / ANTAEUS
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2002年発表の2nd。
FUNERAL MISTのAriochが作詞でゲスト参加。

3rdでは聴覚を通じて痛覚まで届くような、サディスティックな感触のノイジーなファスト
ブラックをやっていて、1stも似た路線だったので当然2ndもそういう作風なのかと思いきや、
意外と3rdや1stとは違った雰囲気のある作品に仕上がってますね…。

特に音質、3rdで聴けたような刃物系の高音のノイジーさを強調したものではなく、低音も
しっかり効いたドロドロした感じでかなり意外。ヴォーカルも3rdのそれが狂気の塊を
吐き出すような感じだとすれば、今作のは狂気を「表現している」という感じ。いつもの
がなり声以外にも、エフェクト掛けてるっぽい低音グロウルも駆使して邪悪さを演出してます。
これらによっていつもよりも聴きやすい音になってますが、混沌としたリフ捌きやしばき倒す
ような疾走感など、やってる事はいつものANTAEUSなので、安心して聴けることと思います。

しかし、なんで3作中、2ndだけ際立って違う音なんでしょうね…。これはこれで好きですが。
Usher-to-the-ETHER 2008年6月14日(土)17時44分

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