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DEFENDING THE THRONE OF EVIL / CARPATHIAN FOREST
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2003年発表の4th。

ブラックメタルのサタニックな雰囲気を表現するのには、例えばオールドスクールなリフ捌きで
ダーティさを演出したり、キーボードを上手く使って妖しさやおぞましさを感じさせたり等の
手法がありますが、このアルバムはその二つを同時に演っている結構珍しい路線の作風。

キーボードはメロディ面よりも、冷たさや邪悪さを感じさせる音で雰囲気面に貢献している
感じで、オールドスクールなリフが軸にあるブラックメタルという感じですね。
サックスも導入したりしてますが、当然それによって聴きやすくなったりすることはなく、
異形の何かを召喚しているような妖しさがあり、全体を通じてマジな邪悪さが感じられます。

Nattefrostのヴォーカルもやはり大きな魅力の一つでしょう。
次作のような箍が外れたようなイキっぷりではなく、典型的なブラック特有の高音がなりで
割とちゃんと(?)叫んでいる感じですが、キレの良さや迫力はジャンルでもピカ一ですね。
また、高音の後ろに低音デスヴォイスを重ねるアレンジを多用してますが、それによって
悪魔に憑かれた男が叫んでいるようないような異様な雰囲気が出てます。

キーボードの悪霊の声のような禍々しい音色でのアトモスフェリックさの演出、Nattefrostの
ヴォーカルの凄まじさ、バンドサウンド自体のかっこよさなどベテランらしい凄みのある作品。
シンフォとオールドスクールの合わせ技の醸し出す邪悪さ、ブラック好きなら是非味わいましょう。
Usher-to-the-ETHER 2008年7月27日(日)19時29分

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