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HOMECOMING'S MARCH / AVERSE SEFIRA
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99年発表の1st。

この時点では「Advent Parallax」で見せたようなリフとリズムの絡み合いの複雑さは
それほど感じられないものの、メロウさ、甘美さ、寒々しさよりもカオティックで
ダーティな雰囲気の、「甘くない」メロディをトレモロリフで弾きつつ疾走するという
スタイルは既に仕上がっている感じですね。12分超えの曲をSE以外ほぼ疾走で押し通したり
近作よりも衝動性の高い音楽だと思います。特にヴォーカル、最新作ではMikkoに少し近くなり
威風も出てきた感じですが、こっちの方がストレートにエグくて個人的には好きです。

また、もう一つの大きな特徴としてはSEの多用が挙げられると思います。
LADY OF THE EVENING FACEというアーティストが作っているようですが、ドローンや
サンプリング等を駆使した音は、それだけ抜き出して拡大しても面白いものが出来そう。
バンドの音と比べて音量が大きく、うるさく感じる所があるのは少し不満ですが、単なる
サウンド・エフェクトに留まらないこだわりが感じられます。わざわざ「本編とインター
ルードにはキーボードは使われていない」と注意書きしているほどですし。

あと、私が買ったのはリマスター再発盤ですが、何気にこのアルバムって音が良いんですよね。
ギターもしっかり重いし、はっきり聞こえるベースのトレモロのドライブ感が耳に心地良い。
ブラックメタルとしてはともかく、ヘヴィメタルとしては最新作「Advent Parallax」よりも
録音状態は良好と言えるかもしれません。

デビューアルバムながらかなりの完成度で聴かせてくれるアルバム。
ある程度ブラックを漁っている人にお勧め。
Usher-to-the-ETHER 2008年8月25日(月)22時14分

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