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TRUE NORWEGIAN BLACK METAL -LIVE IN GRIEGHALLEN- / GORGOROTH
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2008年発表のライブ盤。

まず初めに聴いて驚いたのは音質の綺麗さ。
各楽器の音は勿論、リフの絡みまでしっかり聞き取れ、スタジオ盤と比べてもほとんど
遜色が無いといえるほど。歓声も聞こえないし、ベースは再録しているらしいのでスタジオで
かなり音を弄った上、一つの作品として完結させているという感じなのかもしれません。
適度な生々しさ(特にヴォーカル)と聞きやすさを備えた、なかなかの好プロダクション。

選曲は…「Pentagram」「Ad Majorem〜」からは選ばれてませんが、名盤「Under the Sign
of Hell」から3曲も選ばれている上、海賊ヴォーカルが聴ける「Profetens Apenbaring」が
入ってるのが個人的にはツボ。Gaahlの威厳と悪意のある声でこんな威風堂々とした歌唱を
聴かされて、惚れるなっていう方が間違ってます(笑)。
ただ、収録時間は31分と短め。まあGORGOROTHの作品は大体これ位のランタイムが基本っぽいですが。

…このライブ盤聴いてて思ったんですが、GORGOROTHって「メタルとしてのかっこよさ」と
「アングラ音楽としての衝動性」「ブラックとしての邪悪さ」のバランス感覚に関しては
右に出るものがいないと言っても良いくらい優れてますよね。初期から最近のアルバムの
曲まで入ってますが、どの曲を聴いてもそうした長所が感じられます。…このバランスの
良さが、本国のチャートで高順位を記録するほどの人気の秘訣なんじゃないでしょうか。

バンドのファンが聴いて楽しめる作品であるのは勿論のこと、ブラックを然程聴いていない
メタラーがブラックメタルのアブなさを心地良く味わうのにも適していると思う作品。
「True Norwegian Black Metal」…看板に偽りのないアルバムです。
Usher-to-the-ETHER 2008年8月30日(土)19時36分

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