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BODY COUNT / BODY COUNT
SLAYERやBLACK SABBATH、MOTORHEAD等との共演で知られるヒップホップMC、ICE-T率いるメタル・バンドの1stアルバムです。'92年発表。
ラッパーがやってるんだから当然ラップ・メタルなのかと思いきや、中身はけっこう多彩で、HM/HR、パンク、ラップ/スポークン・ワードみたいなのがゴチャゴチャに混ざった、異形のロックといった感じ。
ICE-Tはけっこう歌声が太くて渋いし、シンガーとしても悪くないです。どっちかと言えば、ソロのヒップホップ作品の方が好きですが。
このアルバムに収録されていた「COP KILLER」が、あまりに過激ということで発禁に(You Tube等で普通に聴けますが)。替わりに今はDEAD KENNEDYSのジェロ・ビアフラとの共演曲「FREEDOM OF SPEECH」が収録されています。
「COP KILLER」はロス暴動と絡めて社会問題になったらしく、大統領にまで名指しで非難されたり、警察や検閲団体も敵にまわし、「KKK BITCH」とか他の曲の内容もしゃれにならないしで、当時最もヤバいメタル・バンドのひとつだったと言えるでしょう(音はともかく、社会的に)。