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ALL ABOUT EVE / ALL ABOUT EVE
記念すべき1stアルバム。
当時の英国の音楽シーンを考えると、こうしたトラッド/フォーク的な要素を持ったグループというのも希有な存在だったに違いない。勿論、当時流行っていたゴスやポジパンの影響下にあるロック色が強い溌溂としたナンバーもあるが、次作「Scarlet〜」で一応の完成を見るトラッド/フォーク的な要素はその萌芽も随所で感じられる。可憐なジュリアンヌの歌声によるメランコリックで印象的なメロディを満載した女性ヴォーカル&メロディ愛好家必携の1枚(出来れば2ndとセットで)。
ツボにはまりました。どうやら私は女性Vo&メロディ愛好家のようです(笑)
この可憐で美しい女性Voはかなりいいですね。HMとは距離のある作品だと思いますが、BLACKMORE'S NIGHT、3RD AND THE MOTAL、WITHIN TEMPTATIONなんかと近い音楽性だと思いますが、左記のバンドよりも個人的には琴線にふれる部分が多かったです。
アルバムとしては、いちばんこれがとっつきやすいのではないかと...
緩急織り交ぜたバラエティ豊かな構成でいて、統一感がある作品に仕上がってますから...
80年代末、こんだけ「もろイギリス!」という音を出してたバンドがあったこと、
もっと多くのみなさんに知ってもらいたいですね。
艶やかなジュリアンヌのヴォーカル、適度にポップでトラッド/フォーキーで、
耽美で、ゴスの要素もある。そして極みはブリティッシュ風な湿り気だろう。
なんと素晴らしい作品だ。
ニューウェイヴ万歳。
確か購入のきっかけは、プロデュースがポール サミュエル スミスだったからの様な気がする。ポールは、ご存知の通り、元Yardbirdsでその後、Jethro Tullを1枚だけ手掛けたり、一時期は、ヴォーカルにジョン フィドラーを迎え、Box of Froggs名義で実質的なYardbirds再結成をしたりと地味ながら活動を続けており、彼のプロデュースするバンドなら聴いてみようかなと思ったのでしょう。
結果は大当たり。
The Mission絡みのゴシックサウンドという形容もありますが、むしろ英国特有のトラッド色を最も感じました。
何より、ジュリアンヌの声と姿にはKate Bush以来のときめきを感じ、恋しちゃいました。